えちごトキめき鉄道は、しなの鉄道、上越・長野・上田商工会議所および妙高観光局と連携し、「雪月花」のしなの鉄道線乗り入れ企画「信越紀行」を実施すると発表した。例年4月に実施しているものだが、昨年は緊急事態宣言で中止となったため、2年ぶりの運転となる。

新潟の日本酒と和食を楽しみながら上田に向かう「ちくまコース」と、新潟・長野のワインとイタリアン軽食を楽しみつつ高田に向かう「さくらコース」を設定。運行日時は両コースとも2021年4月9日(金)で、桜の季節ということもあり、高田城では「高田城址公園観桜会」、上田城では「上田城千本桜まつり」の開催も予定されており、満開の桜を愛でながら旧信越本線の旅を楽しむことができる。

「ちくまコース」は高田駅10時7分発、上越妙高、二本木、黒姫、長野、戸倉などに停車しながら13時7分に上田駅へ到着する。乗車駅は高田駅・上越妙高駅のどちらかを選べる。

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新潟県上越地方の酒蔵が手がける日本酒3種、直江津の海岸近くにたたずむ日本料理店「松風園藤作」の、日本酒にぴったり合う和食三段重が提供される。料金は21,800円(税込)で、小児料金の設定はなし。

「さくらコース」は上田駅14時31分発、屋代、牟礼、妙高高原、上越妙高などに停車しながら17時2分に高田駅へ到着。降車駅は上越妙高駅・高田駅のどちらかを選べる。

新潟県産と長野県産のワイン、坂城葡萄酒醸造のレストラン「Vino della Gatta SAKAKI」の、新潟と長野の食材を使ったイタリアン軽食を提供する。お酒を飲まない方には長野県産りんごジュース・ぶどうジュースを用意。料金は18,800円(税込)で、小児料金の設定はなし。

2021年3月2日から電話またはインターネット予約で受け付ける。電話は混雑する恐れがあることから、同社は予約サイトへの事前登録やサインインを済ませておくことを推奨している。

また、しなの鉄道の「ろくもん」は、翌4月10日(土)に直江津駅・高田駅まで運行する予定。

鉄道チャンネル編集部
※写真:えちごトキめき鉄道