近鉄が初詣列車に「楽」を投入!6通りの乗車区間で深夜・早朝の参拝をサポート

近鉄は2025年の大みそかから2026年の元旦にかけて、団体専用列車「楽」を使用した初詣列車を運行します。この企画は2つのコース・合計6通りの乗車区間が設定されており、利用者のニーズに合わせて乗車区間を選ぶことができます。乗車された方には、2026年の干支「午」をモチーフにしたオリジナル缶バッチを記念品としてプレゼント。素晴らしい1年のスタートを特別な列車で迎えてみませんか?
2026年の幕開けは特別な列車で……
近鉄の20000系「楽」は1990年に登場した団体専用列車。普段は団体専用ツアーや修学旅行などに用いられており、乗車するチャンスは限られています。2020年に「地のにぎわい」をコンセプトに車両をリニューアル、ピカピカの電車に生まれ変わりました。
【参考】
近鉄「楽」リニューアル車で素敵な前面展望を フリースペースや階下室も充実し、より華やかで居心地の良い車両に
https://tetsudo-ch.com/10639569.html
行くぜ年越し!12月31日(水)の「楽」運行ルート
2025年12月31日(水)は、大阪上本町駅を23時32分に出発し、橿原神宮前駅、桜井駅を経由して長谷寺駅まで運行されます。この日は3つの乗車区間(A・B・C区間)が設定されています。

A区間:大阪上本町駅⇒橿原神宮前駅
A区間は、大阪上本町駅を23時32分に出発し、橿原神宮前駅に0時26分に到着するルートです。
B区間:大阪上本町駅⇒桜井駅
B区間は、大阪上本町駅(23:32発)から桜井駅(1:09着)までの運行です。
C区間:大阪上本町駅⇒長谷寺駅
C区間は、大阪上本町駅(23:32発)から終点の長谷寺駅(1:18着)まで乗車できます。
まだ終わらんよ!1月1日(木・祝)の早朝「楽」ルート
年が明けた2026年1月1日(木・祝)は、橿原神宮前駅を早朝4時00分に出発。途中で近鉄奈良駅に停車し、大阪上本町駅まで運行されます。この日も3つの乗車区間(D・E・F区間)が用意されています。

D区間:橿原神宮前駅⇒近鉄奈良駅
D区間は、橿原神宮前駅(4:00発)から近鉄奈良駅(4:44着)までのルートです。
E区間:橿原神宮前駅⇒大阪上本町駅
E区間は、橿原神宮前駅(4:00発)から大阪上本町駅(5:23着)まで運行されます。
F区間:近鉄奈良駅⇒大阪上本町駅
F区間は、途中の近鉄奈良駅(4:51発)から大阪上本町駅(5:23着)までの乗車区間です。
懐(ふところ)は大丈夫?旅行代金と記念品をチェック
今回の初詣列車は、区間ごとに旅行代金が設定されています。
各区間の旅行代金
旅行代金には、乗車区間の運賃、「楽」片道料金、記念品代、諸税等が含まれます。各区間の代金(大人・子ども)は次の通りです。
A区間:大人 2,100円、子ども 1,550円
B区間:大人 2,800円、子ども 1,900円
C区間:大人 2,900円、子ども 1,950円
D区間:大人 1,900円、子ども 1,450円
E区間:大人 3,000円、子ども 2,000円
F区間:大人 2,000円、子ども 1,500円
乳幼児は各区間500円ですが、座席や記念品はありません。また「子どものみ」での申込はできません。
申込は近鉄ホームページで受付中
この初詣列車の申込は、WEBのみで受け付けています。詳しくは近鉄ホームページ上の「おすすめのツアー」ページをご確認ください。
募集人数は、12月31日(水)のA・B・C区間合計で140名、1月1日(木・祝)のD・E・F区間合計で140名です。A・B・C区間とD・E・F区間は重複して申し込むことも可能ですが、発車時刻には注意が必要です。
「2026年新春 初詣列車」概要
2025年12月31日(水)と2026年1月1日(木・祝)に実施。雨天決行ですが、荒天の場合は中止となる可能性があります。列車は各区間の到着駅で解散となり、添乗員は同行しません。利用者は各自で乗車し、指定された号車・席番に着席する形式です。また、先頭車両の最前列と最後部車両の最後列の各4席は見学席となります。発着時間は変更となる場合があるため、ご注意ください。
年の瀬と新年の始まりを、特別な列車で過ごす貴重な機会となりそうです。
(画像:近畿日本鉄道)
鉄道チャンネル編集部
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