台風19号により被災する前の千曲川橋梁 提供:上田電鉄
復旧する千曲川橋梁 提供:上田電鉄

上田電鉄は2021年3月28日(日)から全線で運行を再開する。

2019年の台風19号により、市民や観光客・鉄道ファンのシンボルとして親しまれてきた赤い鉄橋「千曲川橋梁」の一部が崩落。不通区間でバス代行を続けながら、災害復旧事業を続けてきた。

橋梁解体・撤去状況 提供:上田電鉄
2020年12月 提供:上田電鉄

全線再開当日はこれまで支援・協力いただいた方々への感謝として、別所線全区間を誰でも運賃無料で乗車できる「無料乗車デー」とする。平日ダイヤで運転し、上田駅発の臨時電車も増便するという。

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当日は5時30分より、上田駅ホームで始発列車出発式を実施。千曲川橋梁を最初に渡る「1番列車」は上田駅を5時55分に発車する。また11時からは千曲川左岸堤防道路で、別所線全線開通セレモニーも開催する。

※千曲川左岸堤防道路は、3月28日(日)正午過ぎまで通行止めのため、関係者以外橋梁付近に立ち入ることはできない。

その他にも、全線開通にあわせて様々な企画を用意。上田電鉄・しなの鉄道・JR東日本の上田駅3社合同企画として「全線開通記念きっぷの販売」(3/28~3/31)、上田商工会議所・信州上田観光協会による軽食、スイーツ、飲料や土産品などのテイクアウト形式の販売会(3/28 10時~17時)、安楽寺・信濃国分寺の「大日如来坐像」特別公開(3/28 9時30分~16時30分)など。

鉄道チャンネル編集部