神奈川県、相模原市、JR東海は、リニア中央新幹線の建設工事現場を活用したイベント「さがみはらリニアフェスタ2025」を開催すると発表しました。フェスの会場は橋本駅近くの、リニア中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」の新設工事現場の中。普段は入ることのできない工事現場を舞台に、音楽ライブや地下空間での演奏会、ロボット体験、大型重機の展示など、多彩なプログラムが2日間にわたって繰り広げられます。

地下から響くシンフォニー!夜はライトアップで幻想空間へ

イベントの舞台は、相模原市緑区橋本で建設が進むリニア中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」の工事現場。未来の駅となる空間が、この2日間だけは特別なフェスティバル会場へと姿を変えます。

注目は10月25日(土)の夜間に行われる「神奈川県民ホール presents 地下交響~Echoes of The Earth」です。日没後にライトアップされた地下の特設ステージから、地上に向けてトロンボーンの演奏と歌声が届けられます。建設途中の巨大な地下空間が音と光に包まれる、幻想的なパフォーマンスとなりそうです。なお、安全確保のため、利用者が地下へ降りることはできません。

アイドルもサンバも!地上ステージはジャンルごちゃまぜで盛り上がれ


地上部に設けられる特設ステージでは、様々なアーティストによるパフォーマンスが繰り広げられます。アイドルグループ「Maison de Queen」によるスペシャルライブのほか、アコースティックデュオの「N.U.」、シンガーソングライターの「小林柊矢」、ダブルダッチチーム「NoLogic」、サンバチーム「エスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ」など、多彩なジャンルの出演者が会場を盛り上げます。

キミも現場監督?重機展示にロボット体験、なりきり駅長まで!

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会場内には、見て、触れて、楽しめる体験・展示ブースが多数出展されます。JR東海・施工会社による「リニアブース」では、実際に工事で使われている大型重機を間近で見ることができます。また、「さがみロボット産業特区」のロボット体験展示、AR(拡張現実)で工事の様子や完成後のイメージを見ることができるコーナーも設置されます。

さらに、26日(日)限定で、JR東日本による「こども駅長制服」での写真撮影や、東京電力PGによる高所作業車の乗降体験など、お子さまが喜ぶ企画も用意されています。

会場には地元のキッチンカーも出店。イベントを楽しみながら、グルメも満喫することができます。

「さがみはらリニアフェスタ2025」概要

イベントへの入場は無料ですが、来場者数や混雑状況を把握するため、事前の申し込みが推奨されています。事前申込がなくても、当日に申込フォームへ回答すれば入場は可能ですが、混雑時には事前申込者が優先される場合があります。会場は工事現場のため、安全のためスニーカーなど歩きやすい靴での参加が必要です。また、駐車場や駐輪場の用意はないため、公共交通機関の利用が呼びかけられています。

開催日時:2025年10月25日(土)12時~20時と、10月26日(日)10時~17時の2日間

会場はリニア中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」新設工事現場内。JR・京王電鉄橋本駅から徒歩3分の場所にあります。

普段は決して立ち入ることのできないリニア中央新幹線の工事現場が、2日間限定でエキサイティングなイベント空間に変わります。未来の駅をいち早く体感しに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

(画像:神奈川県、相模原市、JR東海)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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