2階は沿線を再現した巨大ジオラマほか、体験型コンテンツも充実

展示が中心の1階とは異なり、2階は視覚型・体験型のコンテンツが充実しています。

「ジオラマパーク」では、新宿から箱根までの沿線の多様さを表す約190平方メートルの巨大なジオラマを展示。壁一面をスクリーンとした光と音のジオラマショー「時間と距離のロマンス」や、刻々と移り変わる沿線の町並みの中をロマンスカー10種と通勤電車5種が走るジオラマ展示「小田急沿線の1日」など、ジオラマを活用したコンテンツを視覚的に楽しめる場となっています。

小田急沿線をジオラマで再現
夜の時間帯ではこのような写真も撮れます

「キッズロマンスカーパーク」では、ロマンスカーのシンボルとして親しまれる「展望席」を再現。滑り台やネット・ボールプールなど子供が身体を動かして楽しめる遊び場も用意されています。「こうさくしつ」ではオリジナルの「ロマンスカー」や「おうち」を作る「ペーパークラフト体験」が楽しめるだけでなく、作ったロマンスカーを走らせることも!

展望席を再現した「車両」や体を動かして楽しめる場所も
ペーパークラフト体験で作った車両を実際に走らせることもできる

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「ロマンスカーアカデミア」もご家族で楽しめそうな場になっています。壁の前で手を動かすことで線路がひかれ、駅を中心に家やお店、学校など沿線の町並みができていく非接触型のインタラクティブアートや、ロマンスカーLSE(7000形)の運転台を再活用したシミュレーターも。時間は交代も含めて1回15分、運転時間は10~12分ほど。本物の運転台と実際に運転台から撮影した展望映像、そして本物の小田急司令のアナウンスを聞きながら運転を疑似体験できます。

壁の前で手を動かすと魔法のように線路や沿線の町が次々できあがる
運転台シミュレータを操作する様子
本物にこだわったシミュレーター

2階エントランス左側にはミュージアムカフェ「ROMANCECAR MUSEUM CLUBHOUSE」も。ロマンスカーミュージアム利用者のみならず、どなたでも入場無料で利用でき、小田急電車が海老名駅を発着する様子を見ながら食事を楽しめるようになっています。

海老名駅を眺めながら軽食を

トレインビュースポットと言えば、屋上の「ステーションビューテラス」も見逃せません。海老名駅を通過・停車する小田急電鉄車両の動きが見渡せるうえ、ロマンスカーの時刻表も掲示されているため、誰でも簡単にロマンスカーを眺めたり撮影したりできるスポットです。

屋上に掲示されたロマンスカー時刻表
時間通りMSEがやってきました

入館料は? 最初は予約制?

コロナ禍ということもあり、「ロマンスカーミュージアム」への入館は当面の間、日時指定の完全予約制です。

予約は2021年4月1日(木)12時から、「ロマンスカーミュージアムWEBサイト」で受付開始。1ヶ月先まで予約でき、2021年5月1日以降の受付は1ヶ月前の12時からとなります。

入館料は大人(中学生以上)900円、子ども(小学生)400円、幼児(3歳以上)100円、3歳未満は100円です。また運転シミュレーターなどは有料で、来館後に時間帯ごとの抽選で当選された方のみ体験できるなど、コンテンツごとに細かな違いがありますので、必ず事前にWEBサイトでご確認ください。

文/写真:一橋正浩