岳南電車で4月24日・5月29日、「貨物線跡&古レール探訪ツアー」を開催する。

岳南電車の沿線には、駅の柱や安全柵、側線などに100年前の古いレールが使用されている。

また、広大な貨車の留置線が比奈~岳南富士岡にそのまま残っているほか、岳南富士岡駅では貨物で使用していた電気機関車4台と貨車ワム2台が留置されている。

ADVERTISEMENT

「貨物時代を色残す、普段は入ることが出来ない貨物ヤード跡にヘルメットを着用し特別に立ち入り。ガイドの説明を聞きながら、貨物を運営している時代に感慨に浸ってみませんか?」(岳南電車)

ツアーは、吉原駅を電車で出発後、探訪ポイントの駅に途中下車し、終点岳南江尾駅までの約2時間半~3時間半の行程。

ヤード跡脇には製紙工場の煙突や本線上を走行する営業車両の写真撮影(エリア制限あり)もできる。

また、沿線途中駅では100年前に製造された古レールを探訪し、途中、古レールのレール拓体験もでき、100年前製造のレールの刻印の拓をとって参加記念にレール拓を入手できる。

さらに、3月19日に国の登録有形文化財へ答申された本吉原駅も案内してくれる。この本吉原駅は、約70年前の石積みのホームと鋼管を加工したアーチ形の上屋柱が特徴という。

案内は、長年岳鉄を愛する沿線住民ガイドとベテラン運転士が担当。貨物留置線から本線への入換方法なども説明してくれる。

集合場所は両日とも岳南電車 吉原駅(改札前)。集合時間は9時~9時30分。受付で検温、消毒、健康問診記入、料金支払いを行う。行程終了時、岳南江尾駅では参加記念品(非売品)のプレゼントもある。

「貨物線跡&古レール探訪ツアー」は、各日25名、参加料金は大人3,000円。当日有効の1日フリー乗車券、ミネラルウオーター、参加記念品が含まれる。参加は原則中学生以上限定。子ども料金の設定はなし。

予約は3月31日9時から。電話予約のみ。予約の詳細は岳南電車公式ホームページへ。