「もしも」は「いつか」やってくる。

もしも首都直下地震が起きたなら……。

多くの電車がストップし、帰宅困難者が500万人。食料は3400万食が不足する。

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あらゆるところで停電が起こり、避難生活者が300万人をこえることになる。

75%の人が思考が止まってしまい、10%の人が異常な行動をとってしまう。

―――そんな試算がある。東日本大震災から10年をむかえたいま、過去から学び、きちんと未来に備える。そんな「いちど立ち止まってじっくり考える」というムーブメントが渋谷で始まった。

それが、『もしもプロジェクト渋谷』~もしも渋谷で大地震が起きたら~。

「もしも展」で大地震を想定した100の「備え」をチェックする

いま渋谷センター街などを歩いていると、黄色地のビジュアルがいたるところにみかける。そこには、「もしも、飲み会中に地震が起きたら」「もしも、カラオケ中に地震が起きたら」「もしも、いま、大地震が起きたら」といった問いかけが……。

そして、その問いに対するひとつの“解”が、白地のなかに記されている。カラオケ中に地震が起きた場合は、「個室に閉じ込められるかも。とにかくドアを開けて逃げ道の確保を」という具合。

こうしたビジュアル・デジタルサイネージ展開のほかに、首都直下型地震を想定した「備え」を紹介するリアル展示会「もしも展」も渋谷警察署宇田川交番前スペースに出現した。

この「もしも展」、緊急事態宣言中ということで一般入場NGになり、初日の1時間ほどメディア公開するということで、一般入場者目線でそのようすを動画で撮影してみた↑↑↑

知っているようで知らない「大地震直後の行動」も教えてくれる

この「もしも展」では、持っておきたい防災グッズ、知っておくと役に立つ防災知識など、100のチェックポイントを紹介。

たとえば、避難所での生活で必要なもの、電気・水道が途絶えたときを想定して用意しておくものなども教えてくれる。

また、「地下は安全」といった説明も。「地下鉄や地下街は基本的に安全。逆に危険なのは、パニックを起こして出入り口や階段に殺到すること。冷静に対応しよう」という。

さらに2階には、震災・災害・減災にむけた絵本や、谷川俊太郎・黒田征太郎による絵本「じべた」、岩手日報社による東北大震災の写真記事などが紹介されている。

「もしも」の日のために何ができるかを考える

「「もしも」は「いつか」必ず起こるもの。しかし「もしも」に備えれば未来は大きく変わるはずです。この『もしもプロジェクト渋谷』は、暮らす人、働く人、遊ぶ人など、多様な人が集う渋谷を舞台に、一人ひとりが「もしも」の日のために何ができるかを考え、備えることで、レジリエントな(回復力ある、柔軟な)街づくりをめざす取り組みです」

そう語るのは、『もしもプロジェクト渋谷』を主催する、こくみん共済 coop〈全労済〉ブランド戦略部 酒井健 次長。

『もしもプロジェクト渋谷』では、こうした「もしも展」などのほか、公式YouTubeチャンネルで「もしもカンファレンス」も開催。各回それぞれにキーマンが登場し、防災・減災にむけたヒントを深堀りし、紹介していた↓↓↓

◆もしもプロジェクトTwitter
https://twitter.com/moshimo_project

◆もしもプロジェクト公式HP
https://moshimo-project.jp/