AIロボットが入れるコーヒーはいかが JR東海の丸の内中央ビルにAIロボットカフェ誕生
JR東京駅日本橋口にあるJR東海の丸の内中央ビルに2021年5月6日から、AI(人工知能)ロボットカフェ「root C(ルートシー)」がお目見えした。JR東海と、ロボットを活用して無人サービスを提供するスタートアップ(ベンチャー)企業・New Innovations(ニューイノベーションズ)の協業で、香りや味わいに優れたコーヒーを無人販売する。
スマートフォンのアプリで注文すると、ロボットが入れたコーヒーを指定時刻にロッカーから受け取れる。利用者の指定時刻を合わせて抽出を始めるため、ユーザーは機械の前で待つことなくコーヒーを飲める。
コーヒーは、エチオピア、コスタリカ、インドネシア、ブラジルなどの産地で栽培された豆を使用し、上質な味わいに仕立てた。AI活用では、コーヒーの嗜好やライフスタイルに関する簡単な質問に答えると、飲む人に合わせたコーヒーを提案する。
JR東海はビル入居者へのサービスに加え、将来的な自社施設への展開の可能性を探るため、ニューイノベーションズにロボカフェ設置を持ち掛けた。設置期間は2021年8月6日までを予定する。
コーヒーは1杯450円。単品購入だけでなく、サブスクリプション(月額定額制)プランも設定する。8杯まで1ヵ月1980円、杯数無制限の場合は同7980円。
文:上里夏生
(写真:New Innovations)