福岡市交通局は、空港線 姪浜~福岡空港13.1km、箱崎線 中洲川端~貝塚4.7kmと、直通先のJR九州 筑肥線 姪浜~筑前前原を走る1000N系(画像)18本108両を、2024年4月から2028年3月までに新型車両で置き換える見込み。

市は、新型車両を調達するにあたり、市場調査を始めた。調達製品は、車体製造と艤装工事一式、台車・輪軸、主回路制御装置、ブレーキ装置、補助電源設備、列車制御装置(ATC/ATO/ATS)、モニタ装置、冷房装置、車内案内表示装置、行先表示器、集電装置。

当初の計画では299億円を投じ、1000N系の更新(新型車両導入)や2000系の大規模改修などを実施。1000N系の更新にはそのうち192億円かけ、2023年から2027年にかけて新型車両を導入する予定だった。

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福岡市交通局は、軌間1067mm(狭軌)の空港線・箱崎線、軌間1435mm・鉄輪式リニアモータ軌道の七隈線を運営。空港線・箱崎線には、1980~1986年につくられた1000N系と、1992~1998年の2000系(2000N系)がいる。

1000N系の前身1000系は、近畿車輛、川崎重工業、日本車輌製造、東急車輛製造、日立製作所が製造したくるま。

1997年度から2004年度にかけ、大規模なリニューアル工事を実施し、電機子チョッパ制御からVVVFインバータ制御に変更し、セミステンレス車体の腐食修繕や客室内の更新などを経て1000N系になり、現在に至る。

◆福岡市地下鉄「2000N系」1月7日運行開始! 2000系リニューアルで安全性や快適性が向上
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