門真市駅から、(仮称)門真南、(仮称)鴻池新田、(仮称)荒本を経て、(仮称)瓜生堂駅へと軌道を8.9kmのばす、大阪モノレール延伸事業。

その一般市民むけパンフレット(PDF)が大阪モノレール公式ホームページ上で公開されたのにあわせ、あらためて建設現場画像といっしょにみていく。

パンフレット内で記された情報は、ほぼ大阪市の都市計画情報と現状では同様。今回はまず、延伸区間のうちの門真南駅まわりで気になるポイントに注目してみる。

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画像↑↑↑は、大阪モノレールの南端駅、門真市駅。跨座式モノレールの鋼軌道桁がここで途切れている。

この先、モノレール延伸区間はほぼ、大阪市街をぐるっとまわる自動車幹線―――大阪中央環状線(中環)に沿うイメージ。

Googleマップで門真市駅から南をみていくと、大阪中央環状線のなかには、外回りと内回りの間に未利用地(空き地)がある。

大阪モノレール延伸事業では、門真市と(仮称)門真南駅の間にあるこの大阪中央環状線 未利用地に、PC軌道桁製作ヤードを設置する。

そして最初の難関といえるのが、(仮称)門真南駅

路線計画図をみると、(仮称)門真南駅は、近畿自動車道 天理吹田線(大阪中央環状線)と、第二京阪道路(大阪北道路)が一部立体交差する門真ジャンクションのすぐ東側にできる。

この門真ジャンクションの連絡路が複雑に組まれる空間を、大阪モノレールの軌道はどう貫くか、パンフレットには大阪北道路の地上2階建部分にホームができるイメージ図が出ているが、どんな構造で(仮称)門真南駅が設置されるかが気になる。

画像↑↑↑は門真ジャンクション。この画像のあたりに、(仮称)門真南駅ができるイメージ。

路線計画図では、第二京阪道路(大阪北道路)の直上にほぼ直交して駅が設置されるイメージで、どの階層・高さをモノレール軌道が行くか。

すぐ脇にある大阪府立門真スポーツセンターへのアクセス路もつくるか。ゆっくり歩いて想像するのもおもしろい。

―――大阪モノレール延伸事業は、事業主体インフラ部は大阪府、事業主体インフラ外部が大阪モノレール。事業費は約1050億円。

(画像は2016年当時)