三密を避ける「自然」「貸切」をテーマに、鉄道業界と宿泊業界がタッグを組んだ――JR西日本、下電ホテル、JR西日本コミュニケーションズは7月21日、グランピング施設「SETOUCHI GLAMPING」を8月18日にグランドオープンすると発表した。

岡山県倉敷市 鷲羽山下電ホテルの敷地内に展開し、抜群のロケーションで気軽にアウトドアを楽しめる施設となるという。ドームテントのエリア設計やロゴマーク、全体デザイン等は「雪月花」「WEST EXPRESS 銀河」や「SEA SPICA」のデザインも手掛けた川西康之氏が監修した。

2020年9月から期間限定で実施した実証実験、2021年4月のプレオープンを経て、施設内にも変化が生じている。ドームテントは5基に拡充され、インテリアには地元名産のデニム、帆布を活用。食事会場には鷲が羽を広げたような斬新なデザインのバーゴラ(格子状の屋根)を設置し、今まで以上に「瀬戸内らしい」魅力的な空間を演出した。

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関西、広島、福岡エリア発着のJR券付き各旅行会社商品として販売するほか、鷲羽山下電ホテルHPなどでも扱う。「SETOUCHI GLAMPING」は新大阪駅から新幹線や瀬戸大橋線を使用して約1時間半ほどの場所にあり、近畿エリアからのアクセスも抜群だ。手ぶらでも楽しめるようバーベキューや無人島ツアー、星空観察などのアクティビティも用意されており、夏休みの家族旅行などにもぴったりかもしれない。

鉄道チャンネル編集部

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