7300形の床下機器も見れた撮影会

京成3100形から降りるツアー参加者

印旛車両基地へ入線したのち、ツアー参加者は4班に分けられ、3つの撮影エリアと物販ブースを順番に巡ります。基地内へ並ぶのは7500形7501編成、9100形9118編成、9200形9201編成、9800形9808編成、7300形7308編成の5本。同基地には東京都交通局や京浜急行電鉄の電車も乗り入れるため、基地内を歩いていると思いがけない車両を目にすることもありました。

7300形、9800形、9200形
9100形、7500形

参加者は行儀良くお互い場所を譲り合いながら車両を撮影しており、およそ2時間ほどの撮影会は終始和やかな雰囲気に包まれていました。撮影エリアによっては7300形の床下機器も見学でき、普段は見られない車両の姿をしっかり収めようとされた方も多かったのではないでしょうか。

ちょっと見えづらいが、写真中央にトランペットのような形のものが……
HKT-90作用装置
物販へ並ぶツアー参加者の姿

車両基地見学後は再び京成3100形に乗車し、出発地の八広駅へ戻ります。復路では車内でビンゴ大会も行われ、車内アナウンスで読み上げられた30個の数字から1列でもビンゴが成立した全ての方へ、八広駅へ到着後、景品が送られました。

八広駅到着後、ビンゴカードを持ち寄り景品を交換
景品は京成3600形3688編成のグッズ。デビュー当時に纏っていたファイヤーオレンジのリバイバルカラー塗装
ノベルティとして配布されたオリジナルエコバッグ

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今回のツアーは昨年11月に京成トラベルサービス主催・北総鉄道後援で開催された「北総線レア体験全部のせ!車両基地撮影会ツアー」が好評だったことを受けて企画されたもので、「もう一度やってみよう、今度は京成電鉄の駅から出発してみよう」ということから三社コラボの実現に至りました。

大人の鉄道ファンばかりではなく、子供も多く参加していることから、こうしたツアーは幅広い年代の方に広く京成グループを知ってもらうきっかけとなっているようです。現在も新たな企画を温めているようで、京成トラベルサービスからまたびっくりするような鉄道ツアーが飛び出すのもそう遠い日ではなさそうです。

文/写真:一橋正浩