東京メトロの半蔵門線新型車両「18000系」が2021年8月7日より運行を開始する。2025年度までに19編成190両を導入し、約40年にわたって同線で活躍を続けてきた8000系を置き換える。

半蔵門線は渋谷、表参道、清澄白河、押上など伝統と新しさが交じり合う街を結び、相互直通運転により埼玉県から神奈川県までをつなぐ路線。18000系は「伝統と新しさが交じり合う街に更なる活力を」をコンセプトとしており、8000系や08系の端正な表情を受け継ぐとともに、路線カラーのパープルを基調とした配色とした。「沿線の町に更なる活力を与えるようなデザイン」という。

そうした性質を踏まえ、車両は幅広い利用者の様々なニーズに寄り添えるよう、バリアフリーの促進をはじめ安全・安定性、快適性、省エネ性を飛躍的に向上させた。総合指令所などから走行車両の機器状態をモニタリングするシステムを導入したほか、座席表地には消臭・抗菌・抗ウイルス加工が施されたものを採用。各車両にはフリースペースを設置し、その近傍のドアレールに切り欠き加工を行ったことで車いすやベビーカー利用者がより乗り降りしやすくなるなど、万人が快適で安心に利用できるよう工夫が施されている。

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鉄道チャンネル編集部

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