NTTドコモが設立したプログラミング教育サービス企画開発企業 e-Craft は、「e-Craft 事業発表会 with よしもとパパ芸人」を9月7日に開催。

第1部では、e-Craft 額田一利 代表取締役社長、タカラトミー 執行役員 NEXTビジネス本部長 兼 グローバルパートナー戦略室 沢田雅也 室長、NTTドコモ 稲川尚之 イノベーション統括部長、CANVAS 代表・慶應義塾大学 石戸奈々子 教授が登壇し、「イノベーションを生み出すこれからの教育」をテーマにトークイベントが行われた。

同イベントでドコモ 稲川尚之 部長は「イノベーション人材に求められるのは、コミュニケーション力、社交力、知らない世界に飛び込む受容力、決断力」と伝えた。

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また、タカラトミー 沢田雅也 室長は、「プラレールのレールも実は、モジュールと同じ。モジュール化しているレールを組み合わせて路線図をつくっていく。これはプログラミングと似た、embot に近い」という。

子どもたちのイマジン&リアライズを発揮できるツールに

embot(エムボット)とは、e-Craft が企画・研究・開発するプログラミング教育サービスで、ダンボールと電子工作パーツを用いてロボットを組み立てることで、電子工作やものづくりの基礎を学ぶことができる。

また組み立てたロボットは、タブレットやスマートフォンにインストールしたビジュアル・プログラミングの専用アプリを用いて、子どもでもかんたんに操作できる。

とくにプログラムをフローチャート形式で組むことができるため、if文やfor文など、より高度なプログラミング要素も直感的に身につけることができる。

タカラトミーは、その「e-Craftシリーズ embotスターターキット」の開発・製造・販売を担っている。

慶應義塾大学 石戸奈々子 教授は、「イマジネーションしたことをどうかたちにするか、実現するか。子どもたちが、embot を通してイマジン&リアライズが発揮できる。そんなツールになることを期待している」と語った。

「プログラミングやりだすとどんどんアイデアがいろいろ湧いてくる!」

第2部では、よしもとパパ芸人の麒麟 田村裕、エハラマサヒロ、パンサー尾形貴弘が、embot を実際に触れてみて、ロボットを動かしてみるまでを挑戦。

バスケットボール好きの田村裕は「バスケのシュートをする動きをつくりたい」と、エハラマサヒロは「見取り図の盛山晋太郎のモノマネをやるんで、彼のツッコミの動きをつくりたい」と、尾形は「自分の決めポーズ、サンキューという動きを」と目標を定めた。

そしてタブレット上でプログラミングを仕込むこと10分。3人それぞれが動かしてみると、実際に狙いどおりに動いて3人とも大興奮。「愛着が湧いてくるよね動くと」と尾形らは笑った。

「こういうプログラミングって人気だし、子ども自信が習いたいと思っている。長女に教えたい」(田村裕)

「プログラミングが学べるいまの子どもたちがうらやましい」(エハラマサヒロ)

「プログラミングやりだすとどんどんアイデアがいろいろ湧いてくる。これはおもしろい!」(尾形貴弘)

――― e-Craft 額田一利 代表取締役社長は、今後のビジョンについて「創る人と使う人の垣根のない世界の実現」「『プログラミング“で”創る』を育てる」をあげ、最後にこうつけ加えた。

「子どもたちの無限の創造力で、ぼくが想像する以上のものが出現することが楽しみ」

◆e-Craft
https://www.e-craft.jp/