上りホームに石灯籠の置かれた小さな坪庭【木造駅舎カタログ】和歌山線03/216 打田駅

2022.07.17

※2020年12月撮影

トップ画像は、和歌山線打田(うちた 濁りません)駅。またまた前回の岩出駅のモダンな雰囲気から古典的木造駅舎に戻ります。個人的には、こちらの方が好みです。瓦屋根を見ると嬉しくなります。

駅前に紀の川市地域循環バス(コミュニティバス)の停留所があります。逆光ですが、上手くハレ切りができた様です。

※ハレ切り=レンズに直接太陽光が当たってレンズ内ハレーションが発生しないようにレンズ部に影を作ること

アルミサッシに交換されたり外装などは改修されているので、駅舎自体はそれ程古さは感じません。右側の小さなプレハブ小屋はタクシー会社の事務室。その右側はタクシーが客待ちできる様になっています。

※2020年12月撮影

打田駅は、1900年(明治33年)紀和鉄道が船戸駅から延伸された時に開業。1904年(明治37年)紀和鉄道は、関西鉄道に買収されますが、1907年(明治40年)には、鉄道国有化法で関西鉄道が国有化。1909年(明治42年)線路名称制定で和歌山線の所属駅になりました。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR西日本に承継されます。

こちら側から見ると逓信省コンビが並んでいました。その横は「紀の川市観光案内マップ(旧打田町)」。

※2020年12月撮影

駅出入口。逆光でハレーションがでています。建物財産標がありました。記載は「大正4年2月」。1915年に改築された二代目駅舎でしょうか。無人駅。乗車券販売+ICカードチャージ機が設置されています。東(左)の窓側に作り付けの平たい木製ベンチ。小さなコインロッカーも置いてありました。窓口はシャッターが閉まっていますが右側奥に見えます。

※2020年12月撮影

駅前は、道路幅が広くなっています。

※2020年12月撮影

2019年(令和元年)までは構内跨線橋がありましたが、撤去され南口スロープに簡易駅舎が作られました。公道の跨線橋で北口と南口は行き来する様になっています。公道跨線橋から駅を見下ろすと駅舎のある上りホームに石灯籠の置かれた小さな「坪庭」が作られています。

※2020年12月撮影

南口の簡易駅舎。1番線には公道の跨線橋で渡る様に表示されています。プランターに12月ですが綺麗に花が咲いています。ボランティアの方が丹精されているのですね。

※2020年12月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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