115.0km先の浅草【私鉄に乗ろう 77】
※2016年11月撮影
【私鉄に乗ろう 77】上毛電鉄再挑戦その8
赤城駅を出ると上毛電鉄上毛線と東武桐生線は並走します。
揃ってアップダウン。
遥か先で上毛線は直進、東武桐生線は右に離れてゆきます。
上毛電鉄上毛線では最も駅間の長い2.2kmで桐生球場前駅。東武桐生線に駅はありません。
東武桐生線は右にカーブして大雑把に言えば浅草に向けて南下してゆきます。実際は太田駅から伊勢崎線で足利市、羽生。春日部を経てスカイツリーラインを走って115.0km先の浅草に至るのです。
駅名標。上毛電鉄上毛線では最も新しい駅で、2006年(平成18年)に開業しています。
桐生球場前駅から桐生運動公園を挟んで200m程でわたらせ渓谷鐵道の運動公園駅があって、歩いて5分もかかりません。
1.0kmで天王宿駅。
島式ホーム。
駅名標。2006年開業の「桐生球場前」が上から貼られています。桐生球場前が開業するまでは赤城駅まで駅間3,2kmもあったことになります。地図を見ても天王宿という地名はありません。調べてみると、明治22年(1889年)にこの辺りの如来堂村・下新田村・天王宿村などが合併して山田郡相生村になっていました。つまり天王宿村という古い集落名が残っているのですね。
【私鉄に乗ろう 77】上毛電鉄再挑戦 その9 に続きます。
(写真・記事/住田至朗)