写真で振り返る懐かしの鉄道車両~小坂鉄道 キハ2100形、DD130形~【東北編014】

2022.01.23

前回は弘南鉄道大鰐線をご紹介しました。大鰐温泉駅から奥羽本線を南下すると、次の大きな街が大館です。大館からはJR花輪線が接続していますが、以前は別の路線も接続していました。それが同和鉱業小坂鉄道(以下小坂鉄道)です。

小坂鉄道は、大館から小坂までの22.3kmを結ぶ路線で、小坂鉱山の産出物を輸送するために建設され、旅客輸送も行っていました。1989年に小坂製錬として同和鉱業から分離した後、1994年10月に旅客営業が廃止され、2008年には貨物輸送も終了し、2009年4月に正式に廃止となりました。

旅客列車に使用されていたのはキハ2100形という車両でした。同社のオリジナル車両で、訪問した1988年にはワンマン運転がされていました。

キハ2100形のうち2両が同和鉱業片上鉄道に転出され、片上鉄道では「新しい車両」という位置づけで活躍していました。

小坂鉄道廃止後は一部が弘南鉄道に譲渡され、黒石線で運用されましたが、現在はすべての路線が廃止され、その姿を消しました。

また、主役ともいえる貨物輸送を担っていたのが、DD130形ディーゼル機関車です。国鉄DD13形に準じた設計ですが、運転台の位置などが独自の仕様になっていたようです。

なお、終点の小坂駅は現在「小坂鉄道レールパーク」として車両保存や、24系客車を使用した宿泊施設「ブルートレインあけぼの」(2022年1月時点で営業休止中)などが整備されています。ぜひ一度訪れてみたいと思います。

※各写真は一回の旅行で撮影しているわけではなく、複数回にわたるものを編集しています。
※小坂鉄道レールパークは2022年1月現在、冬季間休園中です。令和4年度の営業再開予定や園内の乗り物の運行開始時期などは、同施設Webサイトをご確認ください。(鉄道チャンネル編集部)

記事:芝系太


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