雪で撮影はこの駅まで 横田駅【木造駅舎カタログ】久留里線04/298

2022.10.07

※2022年1月撮影

トップ画像は、久留里線横田駅。撮影は2022年(令和4年)1月6日の13:45頃。雪はやむ気配がありません。久留里線木造駅舎はこの駅で最後。降雪がひどくなる一方なので、この日の撮影はこの駅で切り上げました。

久留里線は、手前の東横田駅から西の木更津駅方面に向かいます。駅舎は線路の南側。久留里線北側には広大な農地が広がっていました。駅は県道に面していて、狭い駅前広場があります。

※2022年1月撮影

駅舎の西側、窓の無い建物はJR東日本「木更津保線技術センター」敷地内。さらにその西側には保線車両などが駐められた引き込み線があります。

※2022年1月撮影

横田駅は、1912年(大正元年)12月、千葉県営鉄道の中川駅として開業。1889年(明治22年)の町村制施行で横田村、百目木村、大鳥居村が合併して中川村が発足しています。この村名から中川駅になったのでしょう。1915年(大正4年)横田駅に改称。駅所在地が元の横田村にあったからでしょうか。1923年(大正12年)県営鉄道は国有化され久留里線になります。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR東日本が継承。1997年(平成9年)まで横田駅では、久留里線で最後まで残った腕木信号機が使われていました。

※2022年1月撮影

駅舎正面。駅舎は、建物財産標によれば大正14年(1925年)の建造。築100年近いのですが改修されてキレイな状態です。

※2022年1月撮影

駅舎出入口。右に「祝 久留里線百周年記念」の石碑が建っています。平成24年(2012年)に建立された石碑。このタイミングで石碑右側に桜が植樹され駅舎もキレイに改修された様です。

※2022年1月撮影

横田駅は直営駅、有人駅です。狭い待合室に大きな温度計がかかっていて、0℃を指していました。ホントに寒いです。壁に沿って「く」の字に作り付け木製ベンチがあります。寒いのをこらえてホームに出ましたが雪が吹雪の様に吹き付けてきます。流石に撮影も厳しい状況。

駅前の眺めです。

※2022年1月撮影

駅前には、右から「近藤弥三郎」さんの銅像。旧中川村の村長さんで耕地整理、開墾に尽力された方です。「横田耕地整理の碑」が真ん中。左は「経営体育成基盤整備事業」の竣工記念碑。米俵が石碑を支えています。

※2022年1月撮影

以上で久留里線は完了です。

この前日レンタカーで元JR木原線だった現在のいすみ鉄道と小湊鉄道の木造駅舎も撮ってきたのでそれらを明日から紹介します。

※タイトルは『木造駅舎』となっていますが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎だけをとりあげているワケではございません。あくまでも筆者が気に入った駅舎を恣意的に選ばせていただいています。外観が明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎カタログ】のまま進行いたします。悪しからずご了承ください。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)


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