福岡市地下鉄 七隈線 に青帯 5席の3000A系 2/9登場、初の車内防犯カメラも搭載
天神南駅から博多駅へ線路を1.4kmのばし、途中に櫛田神社前を新設して2022年度の開業をめざす福岡市地下鉄 七隈線 延伸事業。
この延伸開業に先行して、七隈線用3000A系4両編成4本を、3000系と同じく日立製作所でつくり順次投入していく。
外観は既存の3000系とほぼ同じくし、広く澄んだ青空をイメージした「スカイブルー」がつく。この青帯が既存3000系と3000A系の見分けるポイント。
機能面では手すりや座席に抗菌・抗ウイルス素材の採用や、吊り手・手すり・扉・座席などに抗菌・抗ウイルス剤をコーティングするなどで、感染症対策を強化。
また両先頭車の座席を7人掛けから5人掛けに短縮し、乗降ドア付近のスペースを拡大。よりスムーズな乗降と車両内での流動性を向上し、車両内での分散乗車や密緩和を図る。
優先席新設、吊手形状変更、初の車内防犯カメラ
七隈線 3000A系 の進化はほかにも。両先頭車以外(中間車)の座席は、通常座席の座面より 60mm 高くし、座面間に仕切りとなる肘掛けを設けて、立ち座り動作の負担軽減を図る。
また、立ち座りしやすい優先席を中間車車端部側に新設。さらに優先スペースを全号車に増設し、車いすやベビーカー使用者が利用しやすい車内空間に。
出入口部には、吊手を増設。吊手の形状・方向を、三角・横向きに変更した。
さらに、聴覚障がい者などがドア開閉のタイミングを確認できるランプを新設。車内案内表示器を LED から液晶にすることで、視認性を向上させている。
3000A系は、感染症対策の強化・ユニバーサルデザインに加え、セキュリティも強化。福岡市地下鉄では初となる車内防犯カメラを設置する。
◆福岡市地下鉄 七隈線 延伸、博多駅手前の線路や両渡り線がみえてきた
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