天神南駅から博多駅へ、線路を1.4kmのばし、2022年度の開業をめざす福岡市地下鉄 七隈線 延伸事業。

博多駅手前部分にも、軌間1435ミリの線路が敷かれ、このあとリアクションプレートや電気設備などを設置していくと思われる光景が公開された。

博多駅の手前は、岩盤を掘る機械を使い横穴式に地中(NATM)を掘り進み、支保で土圧を支えながらコンクリートでトンネルをつくる山岳トンネル工法(NATM工法)が採用された区間。

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博多駅やこの画像の区間は、地下5階部分にあたる深さ。地下4階部分がコンコース、地下1階部分でJR博多シティ地下街につながる。

同区間の南側にある明治公園内には、地中を掘り進むための機械や材料を入れるために掘り下げた縦穴立坑と連絡路がある。

そして、この博多駅手前には、博多方面と橋本方面の線路を結ぶ両渡り線が設置されている。

また、地上からトンネルのなかへ、直径約2.4メートルにもなる大きな電気のケーブルドラムを搬入。大きなケーブルドラムから、電気のケーブルを引っ張り出しながら、トンネル壁面にケーブルを敷設していく作業も始まる。

博多駅の地下1階部分の構築などもすすめ、博多駅 駅舎の構築工事が完了した部分から順次、設備配管なども敷設していくという。

◆福岡市地下鉄 七隈線 延伸事業、3連トンネル部に縦横パイプルーフを施工_事業費は587億円に
https://tetsudo-ch.com/11765904.html

画像:福岡市交通局
記事:鉄道チャンネル(https://tetsudo-ch.com/