大井川鐵道に2機目のC56形蒸気機関車、動態復活へ_半世紀ちかい眠りからいつ覚めるか

2022.02.13

大井川鐵道は、兵庫県加東市滝野の県立播磨中央公園で静態保存・展示されていた C56形蒸気機関車135号機を譲受。

同社の営業運転で活躍するC11形などと同様に、この C56形135 も動態保存をめざして整備していくという。

C56形135 は、日立製作所笠戸工場が1938(昭和13)年につくった蒸気機関車。鹿児島県出水市の出水機関区で稼働し、広島機関区、島根県の木次機関区・浜田機関区などを経て山陰・山陽線エリアを走り、30年を過ぎて再び九州に戻り、宮崎機関区、吉松機関区などを渡り歩く。

1972(昭和47)年には、天皇陛下が乗る鹿児島県国体お召し列車の予備機に指定され、ナンバープレートや主連棒などの凹み部分を赤く塗り、煙室・シリンダー・空気溜・除煙板などに真鍮板でふちどり。歩み板・単種者などのふちは白で塗った。

そしてこの晴れの舞台から2年後の1974(昭和49)年、廃車。翌年に1975年に兵庫県加東市滝野で静態保存され、半世紀ちかい眠りから覚めようとしている。

大井川鐵道へは、動輪まわり・ボイラーまわり・テンダー(炭水車)にわけてそれぞれをトレーラーに載せて搬送した。

同社にとってC56形蒸気機関車は2機目。1機目は1936(昭和11)年に三菱重工業がつくった44号機(画像)で、北海道を走り、太平洋戦争の開戦と同時にタイ・ビルマ方面の軍隊に供出され、戦時輸送のためタイへ送られた1機。

大井川鐵道2機目の C56形135 は、いつ眠りから目を覚まし、火が入るか―――。

画像:yamagaku / PIXTA


LINEで送る

オススメ記事