東武鉄道 南栗橋車両管区 春日部支所所属 100系スペーシア104編成が、自力で伊勢崎線 館林方面へとむかった。廃車回送と思われるが、同社広報から明確な回答は得られなかった。

画像は10年前、同形式が堀切付近で離合するシーン。

東武伝統特急を担ってきた100系スペーシアは、1990~1991年に東急車輛製造・アルナ工機でつくられた形式。

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104編成はアルナ工機が手がけた1本で、日光線系統 浅草~日光・鬼怒川を結ぶ伝統特急きぬ・けごんなどを担ってきた。

東武100系スペーシアは、川崎重工業がつくった500系リバティなどにその役目を徐々に譲り、今回のダイヤ改正でも稼働率を下げた。

500系リバティは、3両基本編成とし、分割・併結で各方面へ効率よく運用できるくるまとして活躍の場を広げている。

いっぽうで、100系後継モデルの新型車両も2023年に登場してくる。

日立製作所 A-train ベースのN100系は、100系スペーシアと同様に6両編成を組みながら、現100系9本に対し、N100系は4本と半分以下のボリュームで出てくる。

こうした500系リバティやN100系の台頭で、今後も100系の廃車はすすむものと思われる。

◆東武伝統特急を継承するN100系、時代のニーズに対応する500系リバティ_棲み分け変わる東武特急ステータス
https://tetsudo-ch.com/11954505.html

◆さようなら 東武 300系 350型 特急きりふり
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