「スナチャ」と呼ばれ、10~20代の若者を中心に人気を集めている画像・動画 投稿アプリ「Snapchat」(スナップチャット)。

このスナップチャットを展開する Snap が、日本で最初のオフィスを設立。

新オフィスは、若者文化とクリエイティビティの中心である、東京・原宿に開設。日本での成長を一層強化するという。

世界3億1900万人ユーザーが愛用する Snapchat

Snapchat は、世界3億1900万人ユーザーを抱える人気SNSで、画像・動画投稿が「一定時間後に自動的に消える」という機能が最大の特長。

また「レンズ」と呼ばれるフィルターを中心とした得意のAR機能で、楽しい画像・動画を撮影し、シェアできる機能も人気。

「Snapchat アプリを開くとまずカメラが立ち上がり、撮影後に送信先を選ぶことで、飾らない本来の自分とその日常を、素早く気軽に、シェアしたい人とだけシェアできる」

「Snapchat は、違う誰かを演じなければいけない、映えなければいけない、完璧でなければいけない…というプレッシャーから、ユーザーを解放してくれる」

大学生・専門学校生と連携、インフルエンサー支援も

開設されたSnap日本法人はことし2022年、国内で多くの施策を計画。日本独自のコンテンツやクリエイティブなツールを続々提供する予定。

また日本の若者をターゲットに、数千人の大学生・専門学校生と連携し、Snapが無料提供するAR制作デスクトップアプリ「Lens Studio」でつくられたレンズを届ける予定。

学生との連携に加え、Snap は国内のインフルエンサーを支援することにも注力。

2022年はすでに7人(中里真哉斗・千葉祐夕・森長一誠・里吉峻・永島歩花・三野宮鈴・粕谷音)を「Snap Star」として認定、今後も国内のSnap Starを発掘していくという。

「日本での成長には、日本の文化に根付いた活動が不可欠。Snap Japan は、日本文化をARで祝い、日本らしいレンズの開発していく。日本のアニメにインスパイアされた、「Anime Style」レンズは2020年にリリースされ、世界中で人気を集めました」(Snap Japan)

◆Snapchat
https://apps.apple.com/jp/app/snapchat/id447188370
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.snapchat.android&hl=ja&gl=US

Snap日本代表 長谷川倫也「今後の成長が楽しみ」

Snap日本代表は、これまで国内のさまざまなグローバルブランドの立ち上げと成長を支えてきた長谷川倫也氏。

Snap Japan は、長谷川倫也氏の経験を活かし、ユーザーやクリエイターのコミュニティ構築、戦略的パートナ ーシップの拡大、日本国内のニーズに沿ったプロダクト強化に積極的に取り組み、国内チームを拡大していくという。

「Snapの日本オフィスを設立することができ、とても興奮しています。わたしたちは、返信のプレッシャーから解放された、自分が一番自分らしくいられるコミュニケーションツールを、みなさまに提供したいと考えています。過去数か月でとても強い勢いが見られており、今後の成長が楽しみでなりません」

―――長谷川倫也氏は、ソニーでソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタート。2013年にアマゾンジャパンに入社し、国内ビデオサービス(現プライム・ビデオ)の立ち上げメンバーとして、コンテンツ・オペレーションを統括。

2017年にフェイスブックジャパンに入社し、グロース責任者としてフェイスブック・インスタグラムの成長を推進。2021年8月から現職。