夜行列車「ムーンライトながら」が復活!373系で行く「おおがき市場夏まつり」ツアー 7/5まで抽選受付

JR東海は、かつて多くの旅人に愛された夜行列車「ムーンライトながら」を、2026年8月9日に特別ツアーとして一夜限りで復活運行します。今回は運転開始から30周年、運転終了から5年という節目の年。到着地の大垣では、活気あふれる「おおがき市場夏まつり」と海津温泉を満喫できる充実のプランとなっています。抽選受付は7月5日まで。このツアーの魅力と詳細をお届けします。
夜行列車「ムーンライトながら」が一夜限りの復活!
「ムーンライトながら」は大垣夜行をルーツに持つ夜行列車です。1996年3月のダイヤ改正で登場し、東京~大垣間を結びました。「青春18きっぷ」と組み合わせれば格安で移動できたこともあり、鉄道ファンを中心に注目を集めていましたが、行動様式の変化や車両の老朽化などを理由として2021年1月に運行終了が発表されました。
今回の「ムーンライトながら」は運転区間を短縮し、「おおがき市場夏まつり」へ向かうツアー列車として形を変えて復活したものです。使用車両はかつて同列車で活躍した373系(3両編成)。三島駅を1:00頃に出発し、終点の大垣駅には7:30頃に到着する片道のみの行程となります。道中では、参加者だけが立ち入れるホームでの写真撮影や、一部の駅での行先表示器の回転など、ファンにはたまらない「深夜の幕回し」も予定されています。
ツアー詳細と申し込み方法
本ツアーはジェイアール東海ツアーズによる専用お申し込みサイトでの抽選販売となります。
大人1名37,500円で、申込は18歳以上の1名限定です。応募には「エクスプレス予約」「スマートEX」への登録が必要で、全国のきっぷうりばなどでの発売はありません。
受付期間は2026年6月30日(火)15時~7月5日(日)23時59分までと短いため、早めの応募をおすすめします。
旅の目的地「おおがき市場夏まつり」とは?
夜行列車の旅の後は、お腹も空く頃でしょう。大垣駅到着後は専用バスに乗り換え、岐阜県大垣市古宮町にある「大垣市公設地方卸売市場」へ向かいます。
おおがき市場では、普段から毎朝6:30〜8:30まで一般開放(水・日・祝は休み)が行われていますが、8月9日(日)の8時~13時までは特別イベント「市場まつり」を開催。目玉となる旬な食材や地元産の野菜・果物、新鮮な魚類が多数販売され、多くの人で賑わいます。ツアー参加者には、おおがき市場でお食事(鰻の蒲焼き弁当)が提供されます。
新鮮な海の幸や山の幸に囲まれた活気ある市場の雰囲気は、夜行列車で到着した身体に活力を与えてくれること間違いありません。お買い物を楽しむ場合は、お買い物袋の持参を推奨します。市場を堪能した後は、近辺の海津温泉「宙舟の湯」へ向かい、旅の疲れをゆっくりと癒やすことができます。
【参考】「青春18きっぷ」で有名な大垣は「水の都」だった 珍しい天守の城や有名な一夜城、夏のスイーツ・水まんじゅう……スルーするのはもったいない街の魅力【コラム】
https://tetsudo-ch.com/12983508.html


夜行列車×地元市場という新たな観光モデル
鉄道ファンにとって「ムーンライトながら」は、かつての青春18きっぷの旅の代名詞とも言える特別な存在です。今回のツアーは単なる列車の復刻にとどまらず、早朝に到着するという夜行列車の特性を最大限に活かし、朝から活気づく「地方卸売市場のイベント」を行程に組み込んでいる点が非常に秀逸です。移動そのものを楽しむ鉄道ファンのニーズと、大垣市の地域活性化が見事にマッチした、今後の新たな観光モデルになり得る取り組みと言えるでしょう。
鉄道と地域の魅力を掛け合わせたこの特別な夏の一日。あなたも、あの日のように夜を駆け抜けてみませんか?
(画像:JR東海、大垣市)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
【関連リンク】