※2022年3月撮影

トップ画像は、JR東海飯田線牛久保駅木造駅舎。建物資産標には「昭和18年12月」の記載がありました。下り列車で豊川駅のひとつ手前の駅です。

【木造駅舎カタログ】は、本来は「山陰本線40/141 岩美駅」以降に戻るべきですが、急行「飯田線秘境駅号」の鉄道旅を【木造駅舎コレクション】番外編でお届けした後、筆者は改めて飯田線の木造駅舎を撮影してきたので、記憶が新しいウチにこちらを先にアップさせていただきます。

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筆者がコラム記録・整理用に付している通し番号が鬱陶しいかもしれませんが御宥恕ください。

3月26日(土)に雨降りの秘境駅号に乗った後、終点の飯田駅から特急「伊那路」で豊橋駅に戻り一泊しました。翌日、駅前でレンタカーを借りて飯田線の木造駅舎撮影に出発。

飯田線牛久保駅の辰野駅側公道の踏切に来ました。不思議なコトに停まっている上り豊橋方面電車に全く動く気配がないのです。

※2022年3月撮影

飯田線北側、駅前ロータリーに面して木造駅舎があります。

※2022年3月撮影

少し角度を変えて。

※2022年3月撮影

上り電車は動きません。駅の案内放送が聞こえてきました。「飯田線は電力設備点検のため豊橋駅~中部天竜駅間の運転を見合わせています。運転再開には大幅な時間がかかる見込みです。」という内容でした。時刻は午前9時です。

※2022年3月撮影

この日は、前日の大雨とうってかわって晴天です。牛久保駅は飯田線でも数少ない有人駅なので駅員さんが利用者の方々との対応に当たっていました。それによると「昨夜の大雨で山の中の架線に支障が出たらしい」とのこと。

どうやら、本日の秘境駅号は、運休になった様です。自分は晴れ男なのに何で雨?と昨日はブツブツ言っていましたが、乗ってラッキーでした・・・。

写真に戻ります。駅前ロータリーの西側から。

※2022年3月撮影

駅前駐輪場があります。

※2022年3月撮影

フェンス越しに停まっている上り電車。

※2022年3月撮影

駅名標も見えました。

※2022年3月撮影

牛久保駅は、1897年(明治30年)に豊川鉄道によって開業。戦時下の国有化を経て国鉄分割民営化でJR東海の駅になっています。駅舎は、1943年(昭和18年)に改築されています。

天気が良いので気温がグングン上がってきます。ノンビリと国道・県道をドライブしながら次の駅に向かいます。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)