「銚子電鉄はもんだいガール(問題がある)!!」と、2015年発売の「もんだいガール」の曲名をモチーフにした「弧廻(こまわり)手形」(画像:銚子電鉄)

えちごトキめき鉄道、長良川鉄道、日本航空(JAL)と、コラボ作戦に力を入れる銚子電気鉄道(銚電)。新たなコラボ相手は、2021年にデビュー10周年を迎えたあの人――。

銚電は歌手で、モデル、タレントとしても活動する、きゃりーぱみゅぱみゅさんとコラボ。きゃりーさんが公演中の全国ツアーで打ち出した、「LOCAL POWER JAPAN Project(ローカルパワージャパン・プロジェクト)」に連動して、鉄道のイメージアップや利用促進をめざす。

きゃりーさんのプロジェクトは、コロナ禍で打撃を受けた地方産業や観光業の再開が目標。きゃりーさんが全国のファンに会いに行くなかで、各地に元気を届ける趣旨だ。

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銚電とのコラボ商品では、ゴーグルを着けたキャリーさんのミュージックビデオから着想した、特別デザインの1日乗車券「弧廻(こまわり)手形」を作製。2022年4月1日から8月31日まで、オンラインショップで売り出す(仲ノ町駅と犬吠駅でも発売)。1日乗車券には、銚電・竹本勝紀社長の「切実なお願い特製ステッカー」が付く。

さらに銚電は、2022年4月下旬ごろから、きゃりーさんとのコラボ車両運行を計画するが、実現できるかは弧廻手形の売れ行き次第とか。同社は、「銚電ファン、きゃりーさんファンの力で、コラボ車両を実現したい」と協力を呼びかける。コラボグッズでは、「銚電ゴーグル」を着けたキャリーさんのTシャツも発売中だ。

同じデザインコンセプトのコラボTシャツ(画像:銚子電気鉄道)

記事:上里夏生