この画像をみて「あっここは唐木田だ」とすぐわかる人は通いなれた人たちか。

「喜多見検車区唐木田出張所だ」という人は鉄道好き?

「ここから延伸する計画がある。画面左の線路2本は本線扱い」という人は、相当鉄道好き?

―――今回は延伸の話ではなく、小田急多摩線 唐木田駅から、この喜多見検車区唐木田出張所を眺めて、さらに一級河川の源流でゆっくりと森林浴する時間を。

実はこの喜多見検車区唐木田出張所の西側に、「よこやまの道」という道標が立つ緑道入口がある。ここからよこやまの道をたどって20~30分ほど歩くと見えてくるのが、「よこやまの道・見晴らしポイント」や東京都水道局 唐木田配水所の給水塔らしき立派な円筒状の構造物。

ここからちょっと森へと足をすすめると……

鶴見川源流と谷戸

気持ちいい風と葉が揺れる音。心地よい森林浴ができるこの場所が、鶴見川源頭。

このあたりには、「長谷戸」「北の入り谷戸」「芦田谷戸」という地名のとおり、「谷戸」がつく。

この谷戸は、こうした源流エリアの尾根の間にできた小さな谷のこと。鎌倉時代からこう呼ばれているそうで、この谷戸で田んぼを切り開いたともいわれている。

また、下流域などの大きな川の周辺に田んぼをつくったのは徳川の時代に入ってからともいう。

都心から電車で1時間ほどの森に、鎌倉時代から続く源流の心地よい空間に浸れるから、気になる人は小田急の電車に乗って、行ってみて。

◆東武牛田駅と京成関屋駅の西にあった東武の貨物駅、京成線の下をくぐる線路
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