新幹線初のアルミ合金製構体、顔は0系よりちょっとシャープ_当時最速286km/hを記録した2両編成の新大阪方

2022.05.16

中央線 国立駅、夜。駅ちかくのカフェでビールを一杯やったあと、鉄道総合技術研究所のまわりを歩いたあと、新幹線に会いに行く。

◆スナック引込線があったころを思い出しながら、陸上トラック状の線路や0系新幹線に似た試験車両に会いに
https://tetsudo-ch.com/12415291.html

鉄道総研の東側、暗い夜道を歩いていると、灯りに照らされた新幹線車両が闇夜のなかに浮かび上がっている。

これ、あの新幹線0系に似た試験車両で、951形を名乗る電車。

ここは国分寺市光町 ひかりプラザ 新幹線資料館。

この951形は、沖縄返還と同じ年の1972(昭和47)年 山陽新幹線 岡山延伸開業にむけ、その3年前の1969年に国鉄がつくった2両編成の試験車両。

車体は、新幹線初のアルミ合金製構体。車体の剛性を確保すべく、0系とは異なる下部一体成型ボディーマウント構造を採用し、ノーズは0系よりもちょっとシャープに仕立てたのも特徴のひとつ。

951形のミッションは、当時営業最高速度210km/hを超える、250km/hで走れる新型車両を開発すること。

このミッション達成にむけて、米原~新大阪などを往復して試験を重ねた951形2両編成は、1972(昭和47)年、開通前の山陽新幹線 西明石~姫路で、当時世界最高記録の286km/hを記録。ここ新幹線資料館では、その偉業をいまも後世に伝えている。

この951形、新大阪方951-1は川崎重工業製で、東京方951-2は日本車輌製造製。この闇夜に浮かび上がるのは、川重製951-1。

いまも会える、昭和の新幹線試験車両。試験運転終了後に鉄道総研に身を隠した951-2は、残念ながら解体されてしまった。

◆新幹線 鳥飼車両基地のまわりを鉄分濃いめの街歩き、鳥飼っていう地名はどこから?
https://tetsudo-ch.com/12379740.html


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