日田彦山線BRTイメージ

JR九州は2022年5月27日、「日田彦山線BRT」のコンセプトや愛称名、開業時期、デザインイメージなどを発表した。

開業は2023年夏予定。運行区間は日田彦山線添田~夜明・日田駅間(約40キロ)で、彦山~宝珠山駅間は専用道として整備し、その他の区間は一般道を走行する。

「平成29年7月九州北部豪雨」で被災した日田彦山線添田~夜明駅間のうち、彦山~宝珠山駅間が専用道で復旧する。図には主要駅のみ記載されており、同時に開業する駅は後日発表予定

コンセプトは「ひと、地域、みらいにやさしい」とし、愛称は「BRTひこぼしライン」に。込めた想いはそれぞれ次の通り(いずれもJR九州報道発表から抜粋)。

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「ご利用のお客さまや地域にお住まいの方にとって、さらに環境にも『やさしい』交通機関であるとともに、緑豊かな沿線のみらいを『やさしく』つなげるBRTを目指します」(コンセプト)

「日田彦山線沿線の地域の想いを乗せ、未来に向け駆け抜けていく『日田”彦”山線の”星”』となるように願いを込めて命名しました」(愛称名)

基本デザインは、JR九州の若手社員を中心として構成したチームが地域とコミュニケーションを図りながら考案した。基調色は沿線地域の緑豊かなカラーを表す「フォレストグリーン」。ロゴには「ともに輝く」の想いが込められている。

日田彦山線BRTロゴイメージ。沿線の「やまなみ」、未来に願いを込めた「ひこぼし」、日田彦山線の「めがね橋」などの要素を組み合わせた。
一部のBRT駅には待合ブースを設置する。駅ごとに木材を活用して地域の特色を表現し、独自性に溢れた温かみのある空間を創り出す
その他BRT駅には添田町、東峰村、日田市をイメージした、同線オリジナルの駅サインを設置し、沿線の一体感を創出する
駅サインを設置したBRT駅イメージ

導入車両や車両デザイン、運転時刻、BRT設置場所などは詳細が決まり次第発表される。

(※画像:JR九州)