JR九州 古宮洋二 代表取締役社長執行役員(写真中央左)が審査委員長を務める「西九州観光まちづくりAWARD」 設立総会は9日、都内で開催された

2022年9月23日、武雄温泉~長崎間を結ぶ「西九州新幹線」が開業する。N700S車両を用いた「かもめ」の試験走行も始まり、機運醸成に向けた取り組みが進むなか、都内で9日「西九州観光まちづくりAWARD」の設立総会が開催された。

同賞の基本理念は「西九州に根付き、魅力ある『まち』へと成長させる人物・団体を称え、地域の誇りになり、さらに旅人に感動を与えていく」こと。佐賀・長崎で伝統・伝承を守りながら新しい「もの」「こと」「風景」を生み出している方々を顕彰し、その土地ならではの魅力を発信していく。審査委員長を務めるのは、JR九州 古宮洋二 代表取締役社長執行役員。

ロゴは本AWARDを通して、新たに生まれるであろう縁(えん)によって今まで以上に「ひと」と「まち」が循環し、緩やかにつながっていく九州の未来を表現するデザインに。「ひと」「まち」「世界」がつながり、九州が大きな輪を描いて未来へと羽ばたいていく願いを込めた(画像:JR九州)

対象は飲食、工芸、イベント、宿泊施設など多岐にわたり、これらに従事する人および団体に授けられる。審査基準は「伝統」「進化」「循環」「共働」「多様」の5項目。受賞者には西九州の観光送客に関するプロモーションなどで紹介してもらえるといったメリットがある。

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応募は自薦・多選問わず6月17日(金)まで受け付ける(推薦用紙はJR九州ホームページからDL可)。審査は6月下旬~8月上旬にかけて行われ、9月上旬に東京都内で授賞式を行う。

総会ではリモート生中継が行われ、新幹線「かもめ」の出発の様子や、地元の方々の想いが伝えられたほか、JR九州の「まちづくり」の理念や、西九州新幹線開業に向けた施策がお披露目された。