東武鉄道は2022年7月18日(月・祝)より、「C11形123号機」の運行を開始する。同機が「SL大樹」や「SL大樹ふたら」の機関車として営業運転に入ることで、同一形式のSL3両による運行体制が整う。

営業運転開始を記念し、同日より東武線の主な駅で「C11形123号機営業運転開始記念乗車券」を発売。3枚の硬券を1セットとし、搬入からボイラー復原までの道のりを辿る。新鹿沼駅、下今市駅、東武日光駅、鬼怒川温泉駅では、7月中に記念扇子の発売も行う。

「C11形123号機」は1947年に江若鉄道が発注し、日本車輛製造にて製造された蒸気機関車。1975年の廃車後は日本鉄道保存協会で静態保存されていたが、これを東武博物館が譲り受け、2019年1月から東武鉄道が動態保存を目的とした復元作業を開始した。