オリジナルカラーの1000形6両編成(写真左)と箱根登山電車のカラーリングをした赤い1000形4両編成(写真:小田急電鉄)

小田急電鉄は通勤型車両1000形の未更新車として現存する最後の2編成を活用し、2022年9月3日(土)・4日(日)に「さよならイベント」を開催します。

9月3日(土)最後の1000形未更新車2編成を貸切運行で満喫

貸切運行ツアーでは、海老名駅を出発し、車庫線や引き上げ線など通常は立ち入らないエリアへも入線する特別行路を走行。行路内では6両編成と4両編成の併合・分割作業を複数回実施します。車内では現役乗務員による各車庫線の役割などの説明や、貴重なグッズが当たる抽選会などを行う予定です。

ブレーキ弁ハンドルを使用した「電磁直通ブレーキ」で、運転士の熟練された感覚による滑らかな併合・分割が見られるのは今回が最後。小田急電鉄によれば、「通勤車両でこれを行うのは10年ぶり」とのことです。

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貸切運行ツアーの募集人員は200名。参加費は11,900円で、参加者への特典として記念乗車証などが付きます。申込は2022年8月16日(火)12:30から小田急旅の予約サイトにて受け付けます。

9月4日(日)小田急の電車撮影会 最後の1000形未更新車2編成

撮影会では、海老名電車基地に1000形未更新車を2編成並べて留置。撮影会を計5回(9:20~/10:20~/11:20~/12:20~/13:20~)実施し、各回約50分間の撮影タイムを設けます。

撮影会の募集人員は各回80名で、参加費は6,800円。オリジナル1000形アクリルツインキーホルダーなどの特典付き。申込は貸切運行イベント同様、8月16日(火)12:30から小田急旅の予約サイトで受け付けます。

小田急1000形は1988年にデビューした通勤車両。現在もなおリニューアルを経て多くの編成が活躍していますが、未更新車は4両編成・6両編成ともに各1本のみとなっています。