何故か伊予鉄道の駅舎にデザインが似てます JR四国予讃線 伊予和気駅【木造駅舎コレクション】30
※2022年8月撮影
トップ画像は、JR四国予讃線伊予和気駅。駅舎は、1988年(昭和63年)に全焼、再建されたものです。この再建がちょっと不思議なのです。(後述)
焼失する前の伊予和氣木造駅舎の写真です。管理人さんの許可をいただいてリンクしています。
駅前を通る県道183号線から。
※2022年8月撮影
駅舎には飲食店(お好み焼き屋さん)が入っています。ちょうど正午だったので営業していたらお昼にしたかったのですが。「準備中 昼11:30~ 火曜日定休」と出ていました。
店内に人の気配が在りません。コロナ・ウイルス感染拡大で営業に支障が発生したのでなければ良いのですが。
南側、駐輪場手前から駅舎。不思議な装飾デザインが切妻屋根の妻面に反復されています。
※2022年8月撮影
駅出入口。
※2022年8月撮影
こちらは、直線距離で4kmほど離れている伊予鉄道の三津駅。プロポーションは少し異なっていますが、エントランスのデザイン、就中妻面の装飾が酷似しています。
※2022年8月撮影
三津駅の旧駅舎は2008年に解体撤去され、翌年そのデザインを踏襲した新駅舎が再建されています。一方の伊予和気駅は1990年に現在の姿になりましたが、どういうわけか三津駅駅舎とソックリなのです。酷似している理由はわかりません。写真は、2009年に旧駅舎のデザインを踏襲して再建された現在の三津駅です。
伊予和気駅舎に入ります。右は店舗への出入口になっています。
※2022年8月撮影
窓口はありません。当初から無人駅として再建されたのでしょうか。乗車券自動販売機が設置されていました。
※2022年8月撮影
長くなりそうなので、次回に続けます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などはJR四国さんの許可をいただいて撮影しています。
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)、『山陽・四国920駅』宮脇俊三・原田勝正編(小学館/1993)、『停車場変遷大事典 国鉄 JR編1-2』(JTBパブリッシング/1998)他を参照しています。
※タイトルは『木造駅舎』ですが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎ではなく、筆者が気に入った駅舎を恣意的に選んでいます。明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎コレクション】で進行します。悪しからずご了承ください。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいています。