東武鉄道がことし7月15日から運行を開始する新型特急車両、N100系「スペーシアX」が7日未明、南栗橋車両管区へ到着しました。

スペーシアXは3月5日、山口県下松市の日立製作所笠戸事業所を出場。電気機関車にけん引され、山陽本線や東海道本線などを経由し、7日午前1時過ぎごろにJR栗橋駅へ到着。連絡線から東武線へ入線しました。

スペーシアXの外観は、胡粉(ごふん)の白を彷彿とさせる高貴な白色の車体に、鹿沼組子の幾何学模様をイメージした「X」字の窓枠が特徴です。運転席のある1号車と6号車は、現行のスペーシアを正当進化させたような丸みを帯びたデザインになっています。

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車内は6号車の「コックピットスイート」や現行スペーシアの個室をアップデートした「コンパートメント」、上質なプレミアムシートやお手頃なスタンダードシートなど、様々なスタイル・料金の座席(個室)が配置されており、利用者は旅行やビジネスなど用途にあわせて座席を選択できます。

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デビューは2023年7月15日。浅草~東武日光・鬼怒川温泉間で毎日2往復運行する予定です。なお、木・金・土休日は平日から週末にかけてのおでかけ需要を想定し、倍の4往復が設定されます。

東武鉄道は現時点でスペーシアXを4本導入することを発表しており、まずは7月15日のデビューにあわせて2本、のちに残り2本を追加する計画です。