上所駅イメージパース(画像:新潟市)

JR東日本新潟支社は2023年6月1日、越後線白山~新潟駅間へ設置する新駅の名称を「上所」(読み:かみところ)と発表しました。

新駅名称に関しては、地域の学生や住民から応募された645件の案から上所校区コミュニティ協議会が「上所」「所島」「南高校前」の3案を選定。市がJRに提案していました。

新駅は上所校区内に位置しており、「上所」という名称が地域に広く受け入れられていること、また仮称として数年間使用されており、すでに地域に浸透していることなどが選定理由として挙げられています。

新駅設置までの経緯

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新潟市とJR東日本は、2022年2月に新駅設置に向けた基本協定を締結。費用は市が全額負担し、JRが新駅を設置、市が駅周辺整備を行うといった内容が盛り込まれました。国土交通省・北陸信越運輸局は、2023年4月19日にJR東日本越後線の新駅設置を認可しています。

白山~新潟間の駅間距離は約3.1kmと離れており、中間付近に新駅が設置されることで鉄道利便性が向上します。新駅付近には新潟南高校や新潟市中央卸売市場跡地、ユニゾンプラザなどがあり、1日に約2,300人(乗降者数約4,600人)の利用が見込まれます。

ホームは6両編成に対応した2面2線の相対式で、簡易Suica改札機や乗車駅証明発行機が設置される無人駅として、2024年度末に開業予定です。