京阪13000系イメージ(写真:Keiji “tekito” NISHINO / PIXTA)

京阪電鉄は6月末、公式Twitterで「#3000系半端車のゆくえ」という投稿を行いました。その内容は3000系車両が改番され、緑色に塗り替えられて13000系に組み込まれるというもので、鉄道ファン、特に京阪ファンの間で話題になりました。

この半端車(はんぱしゃ)は、3000系プレミアムカー導入を機に運用から外れた車両のこと。3000系は6編成ありますので、全ての編成に新造したプレミアムカーを1両ずつ組み込むと、これまで使用されていた車両が6両分余ることになります。

同社広報部に確認したところ、3000系半端車6両は全て13000系の編成に組み込むということで、1両だけ「元3000系」が混じった13000系が6編成誕生することになります。2023年7月7日時点ですでに4両分が組み込まれており、6両全ての組み込みが完了するのは8月上旬から中旬ごろということです。

ADVERTISEMENT

面白いのは、この組み込まれた元3000系半端車がクロスシートのままということ。ロングシートの通勤型車両である13000系の中にクロスシートの車両が1両だけ混じっているというのは珍しく、当面は地元の利用者にとってもちょっとした驚きを与えてくれる存在になるのではないでしょうか。

京阪電鉄Twitterでは「一見不思議なこの車両。出会えたらちょっとラッキーと思ってもらえると嬉しいです!」としています。なお、3000系半端車を組み込んだことで元々そこに入っていた「13000系の半端車」が出てくることになりますが、この余剰となった13000系の今後については「未定」とのことでした。

【関連リンク】