「日台友好の象徴ともいえる台湾珈琲を、世界に平和のモデルとして広めたい」

―――そんな想いが結実し、スペシャルティコーヒーの生産・焙煎・販売などを一貫して行う世界有数地域、台湾のスペシャルティコーヒーが、いよいよ日本国内で本格展開を加速させる。

11月1日には、東京タワー展望台で「台湾珈琲促進に関する日台協力覚書調印式」が行われ、農業部農村發展及水土保持署南投分署 陳存凱副分署長、同 水土保持署南投分署 黃祥華工程員、台灣珈琲策略聯盟 林哲豪議長、台灣珈琲發展協會 蔡治宇理事長、丸美珈琲 後藤栄二郎代表取締役、台灣新聞社 錢妙玲社主、ORIOWL 高橋友梨香CEO、同 長谷川典子COO、SOLVFX 友利重治社長、台北駐日経済文化代表処 経済部 蔡淳瑩次長(農業担当)、COFFEE ROASTERY NAKAJI 中村元治鑑定士、KIGUMI山田孝幸代表、木戸口珈琲 木戸口武店主、つるる珈琲 大上敦子店主、WOODWORK PLACE 三井和弘代表らが出席し、今後の台湾コーヒーの可能性に期待を込めた。

日本の統治時代に栽培に成功

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台湾 農業部農村發展及水土保持署南投分署 陳存凱副分署長は、台湾コーヒーのルーツについて、こう説明した。

「台湾は気候環境に恵まれており、コーヒーの栽培にとても適しています。日本の統治時代において、日本が台湾でのコーヒーの栽培に成功し、現在の台湾スペシャルティコーヒーの発展の礎を築きました。

台湾の農村水保署は、台湾の農村再生計画に取り組み13年目に入ります。最近では、台湾のコーヒー産業に力を入れており、栽培から農園の改修、コーヒーツアーの推進まで、台湾のスペシャルティコーヒーの産業価値と多様性を向上させてきました」(陳存凱副分署長)

短編映画「初めての珈琲―第一杯珈琲―」で日本市場へ

「2020年に制作した短編映画「初めての珈琲―第一杯珈琲―」により、日本市場への展開を開始。日本の高級百貨店やスーパーマーケットなどでのポップアップイベントなど、台湾のスペシャルティコーヒーの1分間に1杯の平均速度での販売を実現しました。

また、今年の9月からは日本全国の66店舗のコーヒーショップが台湾珈琲祭と称した関連イベントを展開しています。台湾のスペシャルティコーヒーへの日本の愛と評価に感謝しています」

「本日、日本の企業である ORIOWL、台湾新聞社、日本の焙煎チャンピオンである後藤栄二郎様、台湾の台灣珈琲策略聯盟、台湾コーヒー発展協会と共に台湾のスペシャルティコーヒーを推進できることをとても光栄で、嬉しく思っています。

東京タワーで台湾のスペシャルティコーヒーの長期的なプロモーション提携を確固たるものとし、台湾スペシャルティコーヒーを通じて台湾と日本の友好関係をさらに深めていければと存じます」(陳存凱副分署長)

日台友好の象徴ともいえる台湾珈琲を広めたい

また、ORIOWL 高橋友梨香CEO は、「日台友好の象徴ともいえる台湾珈琲を広めたい」と伝え、こう期待を寄せた。

「私は大学生の際に台湾に留学し、台湾の温かさに触れてから今まで、ずっと“台湾”が私の生活の中心となってきました。

大学卒業後は錢社長のもと、台湾新聞で記者として日台交流に携わり、その後は日台間の PR会社として独立、そして現在 ORIOWL を立ち上げるに至りました。

形はどうであれ、私の『台湾を日本に、世界に伝えたい』という気持ちは今まで揺らいだことがありません」(高橋友梨香CEO)

フルーティーな酸味を感じる台湾珈琲を楽しんで

「そして弊社の COO である長谷川も志は同じく、『日台友好の象徴ともいえる台湾珈琲を、世界に平和のモデルとして広めたい』という思いより、この ORIOWL を立ち上げました。

また、本日は台湾珈琲ドリップコーヒーと、この日のために台楽タンガオ様に開発していただきました、台湾カステラ台湾珈琲味を準備していただいております。

優しい味のどこか懐かしさも感じる台湾カステラと台湾珈琲のフルーティーな酸味を感じる後味のコラボレーションをどうぞお楽しみください」(高橋友梨香CEO)

世界トップレベルと見劣りしない魅力的なコーヒー

また、丸美珈琲店 後藤栄二郎代表は、台湾コーヒーの注目度について、こう話していた。

「世界の生産地に毎年買付に行く私にとって、品質鑑定で台湾産のコーヒーに圧倒的な驚きを、感じさせたのが、昨年台湾で開催された PCA のサンプルロットでした。

世界トップレベルと見劣りしない魅力的なコーヒーに感動したのを覚えております。

それから、私は台湾の珈琲に興味を持ち今年4月には、林さんを訪ねて台湾に行き、カフェ巡りとカッピングをさせていただきました」(後藤栄二郎代表)

鮮度に特化した先進的なビジネスモデル

「そして、味の品質はもちろん、焙煎所の取り組みや店舗での販売方法も、鮮度に特化した先進的なビジネスモデルでした。

初めて行われた台湾のカップオブエクセレンスのサンプルも、素晴らしいテイストだったので、オークションに参加しましたがその人気に落札ができませんでした。

さて、そんな世界のトップレベルの品質を確立した台湾の珈琲を持って、今回札幌珈琲マルシェ2023に、初出店していただきました。

初日から大行列で、多くの方々に台湾珈琲の魅力を伝えることができたと思います。今後ご協力できることは積極的にさせていただきます」(後藤栄二郎代表)

―――いよいよ国内に本格上陸する台湾コーヒーの世界。陳存凱副分署長は最後に、「ぜひ台湾へ」と誘い、こう締めくくった。

「台湾を訪れて、『コーヒーの香りと共にゆくツアー』にお越しください。そして、「初めての台湾スペシャルティコーヒー」を楽しんでいただけることを期待しています」