東武鉄道は2024年3月16日のダイヤ改正で新型特急N100系「スペーシア X」を新たに2本導入、増発に踏み切ります。

「スペーシア X」は都心と日光・鬼怒川エリアを結ぶ新型特急車両として、2023年7月15日にデビューしたばかりの最新型。まだ6両編成2本のみで運転しており、月・火・水は1日2往復、木・金・土休日は1日4往復しか走っていません。

11月の2023年度第2四半期 決算説明会における質疑応答において、同社は「概ね連日完売の状況が続いている」「東武トップツアーズにおいてはスペーシア Xとホテルを組み合わせた旅行商品を企画しており、売れ行きも順調」と答えており、人気ゆえに乗車するのも難しい状況が続いています。

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ダイヤ改正ではそんな「スペーシア X」を2本追加することで、毎日6往復の運転とします。このうち東武日光駅発着は4往復、鬼怒川温泉発着は2往復です。

改正後の「スペーシア X」運転ダイヤ(画像:東武鉄道)

コックピットスイートなど一部特別座席の料金は値上げ

なお、ダイヤ改正を機に「スペーシア X」の特別座席料金を一部改定します。

改定後の料金は、コックピットスイートが18,000円(+5,820円)、コンパートメントが8,000円(+1,960円)、コックピットラウンジ(1人用)が500円(+300円)、同2人用が1,000円(+600円)、同4人用が2,000円(+1,200円)です。

「スペーシア X」の一部特別座席料金(画像:東武鉄道)

ただし運賃と特急料金(スタンダードシート・プレミアムシート)およびボックスシートの特別座席料金は変わりません。

また、1号車にある車内カフェカウンターの優先案内は、これまでコックピットラウンジの利用者のみとされていましたが、ダイヤ改正後は6号車(コックピットスイートおよびコンパートメント)利用者もコックピットラウンジ利用者と同様に優先して案内されます。

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