「近鉄とファン大研究読本　私たちついに関西に乗り入れました」が12/18から全国の書店で発売になりました。沿線から遠い地域にお住まいの方からは、「近畿日本鉄道」という名称から近畿・関西地方の鉄道会社というイメージを抱かれることもある「近鉄」ですが、実は「愛知、三重、京都、奈良、大阪」という2府3県にわたる、総営業距離501.1kmという日本の私鉄の中で一番長い路線網を持つ、広域鉄道会社なんです。

書籍の記者会見に、著者・久野知美が登場

著者： 久野知美　　（写真：鉄道チャンネル）

今回の本では、鉄道ファンの中ではお馴染みの大鉄道ジャンクションである「大和西大寺駅」付近を詳しく取り上げていたり、BS日テレの番組「友近・礼二の妄想トレイン」とのコラボ企画として久野知美が近鉄日帰り“妄想ツアー”を友近＆中川礼二（中川家）にプレゼンをするコーナーがあったり、2024年秋に登場する通勤型の新型車両のデザインをする川西康之デザイナー等へのインタビュー記事があったり、様々なジャンルの近鉄ファンが自分の言葉で近鉄を語るコーナーがあったりと、非常に充実した内容となっています。

今回の記者会見で、久野さんが最も印象に残っている取材場所としてあげたのは「塩浜検修車庫」。この「塩浜検修車庫」というのは三重県四日市にある近鉄の車両基地なのですが、昔の「伊勢電気鉄道」の塩浜工場として大正15年に設立された歴史のある場所です。現在は近鉄の車両の臨時作業を行う他に、他の鉄道会社の受託作業を行っているため、３つの軌道（線路幅が違う3種類の車両用施設）が混在しているという非常に珍しい車両検査場となっているようで、多くの鉄道車両基地を見てきている久野さんでも、新鮮に感じられた場所だったようです。

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今回が第５弾になるそうです

この書籍はカンゼンの発刊する鉄道本シリーズで、第1弾が鉄道ファン全般に向けたテーマのもの、第2～4弾として「京急」「東京メトロ」「東急」と関東近郊の大手私鉄を取り上げた書籍に続く第5弾となり、関東以外の私鉄として初登場となります。

＜書籍概要＞
書名：『近鉄とファン大研究読本　私たち、ついに関西に乗り入れました』
ISBN：978-4-86255-692-9
著者：久野知美、監修：南田裕介、スーパーバイザー：福原稔浩
ページ数：176P、判型：A５判
定価：1,870円（本体1,700円＋税）
発売日：2023年12月18日
出版社：カンゼン

＜目次＞
友近・礼二の妄想トレイン相互乗り入れ企画
久野知美が提案！　近鉄日帰り “妄想ツアー”
徳永ゆうき×久野知美×南田裕介
どうする!?　どうなる!?　近鉄×関西私鉄　相互直通運転の今昔
阪神に『しまかぜ』が走る時代は来るのか？
第1章　潜入!?　直撃!?　ちょっと斜めに近鉄の魅力をご案内します
第2章　「近鉄愛」強すぎ!?　ファンに聞く
第3章　ようこそ、近鉄妄想鉄道の旅へ

近鉄ファンの方はもちろん、それ以外の方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひ実際に書籍を購入してご覧ください。

（鉄道チャンネル）

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