鉄道BIG4のダーリンハニー吉川正洋さんらが全国鉄道をぶらりひとり旅して回る。そんな「新・鉄道ひとり旅」も218回目を迎えます。

スカパー!「鉄道チャンネル」(Ch.546)での初回放送は2024年1月20日(土)夜10時から。今回の舞台は愛知県の「豊橋鉄道市内線」。正式名称は「東田本線(あずまだほんせん)」ですが、一般には「市内線」と案内されます。駅前停留場~赤岩口停留場・運動公園前停留場(井原停留場で分岐)を結ぶ、5.4kmの路面電車です。

運行するのは狭軌用として初の純国産全面低床車両であるT1000形「ほっトラム」や、元名鉄の800形、元都電荒川線の3500形など。季節によっては「納涼ビール電車」や車内でおでんが楽しめる「おでんしゃ」なども運行します。

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市民の足として利用される市内線ですが、たとえば吉川さんが乗った800形は過去に福井鉄道でも活躍して第三の人生を歩んだ車両だったり……と一つ一つの車両にもドラマがあります。元都電の3500形は吊り掛け式で、音鉄にとってはたまらない音を響かせてくれます。

鉄道ファンに有名な「日本一急なカーブ」

この豊橋鉄道市内線、鉄道ファンの間では「日本一急なカーブ」で有名です。

カーブがあるのは井原停留場~運動公園前の区間。豊橋鉄道のホームページにも「昭和57年に井原~運動公園前を0.6km延伸。この時誕生した日本一急なカーブ。通称R11.」と説明がある通り、元からあったものではなく、延伸時に生まれたものです。半径11メートルとあまりに急なため、ここを曲がれない車両もいるのだとか……。

もちろん、今回の「ひとり旅」ではこの急なカーブを車両の中から・外から満喫します。台車が車体からはみ出るほどのダイナミックな動きをご堪能ください。

沿線にはほかにも国の登録有形文化財にも登録されている豊橋市公会堂、日本の歴史公園100選に選定された豊橋公園など見所がいっぱい。短い区間にぎゅっと面白みの詰まった「豊橋鉄道市内線」編、どうぞお楽しみに!

ところで豊橋と言えば鉄道ファンに有名なスポットがもう一つあります。名鉄とJRが線路を共有して走る区間と、それを見下ろせる歩道橋……今回の旅では「黄色い新幹線」も登場するようですよ。

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