北陸本線で使用される521系電車(写真:sillky6 / PIXTA)

JR西日本は14日、令和6年能登半島地震を踏まえた北陸支援策を発表しました。「北陸おでかけtabiwaパス」の期間限定大幅値下げや曜日制限撤廃などで、北陸への送客や地域での消費促進に努めます。

具体的な内容を見ていきましょう。「北陸おでかけtabiwaパス」は通常では2,450円(1日)ですが、これを期間限定で980円に値下げします(こどもも同額、980円に)。購入も、現行の「3日前まで」を「前日まで」に。さらに現行は土日祝日限定の設定となっていますが、この曜日制限を撤廃します。

◆発売期間
2024年2月14日~2024年3月14日
※利用日1か月前10時から利用開始日の前日まで発売

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◆利用期間
2024年2月16日~2024年3月15日

「北陸おでかけtabiwaパス」概要 太字・下線部が変更点(画像:JR西日本)

北陸新幹線延伸開業前の金沢~敦賀間はもちろんのこと、小浜線や越美北線、七尾線、氷見線、城端線、高山線、大糸線など北陸のJRの路線に乗り放題です。

さらに三セクのIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、のと鉄道、えちごトキめき鉄道なども加わり、北陸の鉄道網はほぼ網羅しています。

同日にJR東日本が発表した「北陸応援フリーきっぷ」の方は4日間連続という制限がありましたが、こちらは1日のみということで、関西や中部の方々がちょっと北陸に足を伸ばしてみようかな……となったときに半額の「1日青春18きっぷ」みたいな感覚で使えるのが大きなメリット。三セク化する金沢~敦賀間の「北陸本線としての最後の乗車」にも最適です。

とはいえ、能登はまだまだ復旧のさなか。北陸を訪れる際は、「復旧の取り組みなど各地域の状況へのご配慮をお願いします」(JR西日本)と呼びかけます。またJR七尾線・のと鉄道の一部の列車では運転取りやめなどが発生していますので、JR西日本列車運行情報などで最新の状況をご確認ください。

ちなみにこの「北陸おでかけtabiwaパス」、旧価格で購入された方も「特別価格の商品への変更を希望される場合は、未使用かつ有効期間内に限り無手数料で払いもどしいたします」とのこと。詳細は『tabiwa by WESTER』アプリの「お知らせ」欄で案内します。

JR西日本では、このほかにも北陸周遊パスと「e5489」のご利用によるポイントバックキャンペーン 、観光ナビ「tabiwa by WESTER」のtabiwaチャンネルの動画視聴で条件を満たした方に抽選でWESTERポイントを進呈するなど、様々な取り組みで北陸を応援します。

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