日本初、西武が鉄道保線機械「モーターカー」の燃料にリニューアブルディーゼル 原料は廃食油や廃動植物油等
西武鉄道と伊藤忠エネクスは2024年4月1日から鉄道保線機械「モーターカー」の燃料として次世代バイオディーゼルであるリニューアブルディーゼル(以下RD)を導入する。
RDの原料は廃食油や廃動植物油等。ライフサイクルアセスメントベースの温室効果ガス(GHG)排出量で石油由来軽油比約90%削減を実現する。既存の車両や給油関連施設をそのまま利用できるのが強みで、脱炭素施策に係るコストを最小限に抑えられる。
西武鉄道はモーターカー1台で軽油の替わりにRDを100%使用する。当該のモーターカーには、持続可能な社会の実現を向けた取り組みをイメージしたラッピングを施す。年間でCO2排出量を約3.5トン削減できる見込み。
この施策は伊藤忠エネクスが国内のRD輸送及び給油に係る一連のサプライチェーンの構築を行ったことで実現した。
西武バスでは2022年7月から使い終わった食用油などを再生した軽油代替燃料100%で走る路線バスを運行している。
【関連リンク】