村岡新駅イメージ:JR日東日本

JR東日本が、東海道本線大船・藤沢間の「村岡新駅(仮称)」設置に関して発表しました。
新駅は大船駅からは約2.6Km、藤沢駅から約2.0kmの村岡地区に設置され、2032年頃の開業を目指しています。

かつての国鉄湘南貨物駅の跡地

この新駅の場所は、1985年に駅が廃止された国鉄湘南貨物駅があった場所で、現在はTSUTAYAやフットサル場などがあります。
神奈川県と藤沢市、鎌倉市とJR東日本の間で締結された協定によると、秋頃から工事に着手し、令和14年(2032年)頃の開業を目指すとしています。また工事等に要する費用は155億円を予定しており、工事等に要する費用負担は 神奈川県の負担割合が30.0%、藤沢市を27.5%、鎌倉市を27.5%、JR東日本を15.0%としています。

村岡新駅周辺は将来の地域拠点の一つに、鎌倉市深沢地区と一体的に整備

イメージ図:藤沢市

藤沢市では、この村岡新駅(仮称)の周辺を、将来の藤沢市を支える都市拠点の一つとして整備します。
藤沢駅や辻堂駅周辺のような大規模商業施設があるまちではなく、地域住民、研究施設やオフィスで働く人、訪れる人が集い、一日を過ごしたくなるまちをめざし、村岡地区で育んだ緑や文化をつむぎながら、公共空間や民有地を積極的に緑化し、緑に彩られたまちづくりをすすめるとしています。

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新駅の南側には、現在はいくつかの工場がありますが、その南東の鎌倉市深沢地区には約31.1ヘクタールという広さのJR鎌倉総合車両センター跡地があり、更に南東側に湘南モノレールの湘南深沢駅があります。藤沢市の村岡地区と鎌倉市深沢地区とは歴史的にもつながりが深い地域だったようで、この周辺開発は藤沢市と鎌倉市との一体的なまちづくりとして進められます。

図:鎌倉市

また神奈川県では、この地域をヘルスケア・ニューフロンティアなど最先端の新たな地域の拠点として位置付けており、新たな都市拠点の形成を進め、次の世代に引き継げる持続可能な魅力あふれる県土・都市づくりの実現に向けて取り組むとしています。

鎌倉市では、交通マスタープランにおける深沢地域の交通体系整備の施策として、新駅周辺の新しい拠点づくりのための道路整備とモノレール湘南深沢駅を中心とした公共交通の利便性向上をめざして、交通網の整備を進めます。

新駅設置による転換交通量

「平成24 年度 村岡・深沢地区拠点づくり検討調査」によると、新駅の乗降客数の推計結果として、約65,800人を想定しています。
既存駅利用者が新駅利用へ転移する量として、そのうち約35,200人を想定しており、大船駅は現況乗降客数213,000人に対し、新駅を整備することで200,600人に減少、現在よりも12,400人(現況の約6%)減少すると予測しています。同様に藤沢駅では、現況乗降客数252,000人に対し、新駅整備により236,200人になり、現在よりも15,800人(現況の約6%)減少すると予想しています。
このように、新駅設置により、大船駅・藤沢駅の乗降客が新駅に転換し、改札周辺やホームでの安全性、快適性の向上が期待できるとしています。

2032年の新駅開業までに、周辺地域の開発が進んで行くでしょう。バスなども含めて周辺の交通利便性の向上に期待しましょう。

(鉄道チャンネル)

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