大正時代の珍しい橋や世界遺産・史跡を巡るローカル線の旅 「新・鉄道ひとり旅」235回目の舞台は奈良県の「近鉄吉野線」
鉄道BIG4のダーリンハニー吉川正洋さんらが全国鉄道をぶらりひとり旅して回る。そんな「新・鉄道ひとり旅」も235回目を迎えます。
スカパー!「鉄道チャンネル」(Ch.546)での初回放送は2024年10月5日(土)夜10時から。今回の舞台は奈良県の「近鉄吉野線」。橿原神宮前駅~吉野駅までの25.2kmを結ぶローカル線です。
旅の出発地は、台車振替場(※)がある橿原神宮前駅。乗車中に京都行の電車が見えテンションが上がります。
※定期検査や改造を実施する工場は大阪線の五位堂にありますが、大阪線は標準軌。狭軌の南大阪線や吉野線の車両はここで台車を履き替えます。
さぁ、旅の始まり始まり。
初めに降りる駅は、飛鳥駅。駅がとてもきれいに整備されています。地図を見ると駅周辺に古墳がたくさんありました。早速、向かうようです。途中で壁から除く電車をパシャリ。「ドアップ!」の迫力ある写真が撮れました。
次なる駅は、薬水拱橋(薬水門)のある薬水駅。
薬水拱橋は、吉野軽便鉄道として、吉野口~吉野(現・六田駅)間が開業したときに建設されたもので、大正元年に完成しました。トンネルの上は電車が走り、下は道路と水路が並びます。吉川さんが来てみたかった理由がわかります。ここでも電車が走っている瞬間をパシャリ。
そろそろお昼ご飯でも。ということで薬水駅から下市口駅へ。「更科食堂」で冷やしうどんを頼みます。うどんをつゆにつけて、いただきます。
おなかを満たしたところで終点、吉野駅へ。吉野駅では、ロープウェイに乗ろうと思ったらアララ……なんとお休み中。まぁ、こんなこともありますよね。代行バスで世界遺産がある吉野山駅へ向かいます。ところがここでも国宝の仁王門が修理中で……まっ、、、まぁまぁまぁこういうこともあります。
時間をかけてゆっくりと金峯山寺本堂(蔵王堂)へ。とても美しい建物の作りに圧倒されます。なんと金峯山寺本堂は、つくられた年代不詳なんだとか。吉川さんもお参りします。
今回は電車だけでなく、古墳や世界遺産も楽しめる旅でした。バスの運転手さん、運転士さん、いつも安全運転をありがとう。