コラム【鉄の余談】23 2021年に廃止された日高本線に乗りました④
※2019年6月撮影
トップ画像は、日高東別駅。道路側から、知らなければ駅であることが、たぶん分かりません。
ホーム上にブロック造の待合室。アーチ状の出入口が2つ、ユニークなデザインです。右は別棟のトイレ。
※2019年6月撮影
駅名標と待合室、トイレ。自転車が放置されています。4年前から列車は運休しています。鉄道代行バスの停留所は50mほどの西端春立線にありました。
※2019年6月撮影
日高東別駅は、1958年(昭和33年)開業。最初から無人駅でした。2021年(令和3年)駅は廃止。苫小牧駅からは99.4km。
ホームは砂利敷き。奥が様似方面です。周囲には牧草地が広がっていました。
※2019年6月撮影
国道235号線です。「ふれあいサテライトみついし」があります。日高三石駅?
※2019年6月撮影
案内板がありました。JR日高三石駅と記されています。
※2019年6月撮影
1993年(平成5年)新ひだか町の施設「ふれあいサテライトみついし」併設の駅舎が建てられました。
※2019年6月撮影
駅舎内は、とても綺麗でした。
※2019年6月撮影
駅名標。
※2019年6月撮影
日高三石駅は、1933年(昭和8年)開業。2015年の高波被災で鵡川~様似間の鉄道運転が休止。2021年鵡川~様似間廃止にともなって駅も廃止されました。苫小牧駅からの距離が105.8km、100kmを越えました。
駅の看板が外されていました。
※2019年6月撮影
かつては相対式ホーム2面2線の列車交換可能な駅だった様ですが、1980年代に棒線化されています。錆びた線路から、かつての相対式ホームだった痕跡は分かりません。
※2019年6月撮影
日高三石駅の立派な駅舎から、こちらはグッとシンプルな蓬栄駅。単式ホームが道路沿いにありました。奥が様似方面になります。
※2019年6月撮影
様似側に待合室とトイレの建物があります。黄色い矢印の先に奇岩「蓬莱岩」が見えます。
※2019年6月撮影
左側がトイレ。鵡川~様似間の鉄道が2015年から休止中なのでJRの列車代行バスの停留所があります。
※2019年6月撮影
ホーム側に待合室の出入口。中にベンチが見えます。
※2019年6月撮影
ホームと駅名標。周囲には農地が広がっています。
※2019年6月撮影
駅名標が新しい綺麗なものでした。
※2019年6月撮影
蓬栄駅は、1958年(昭和33年)開業。2021年日高本線鵡川~様似間廃止、駅も廃止されました。
蓬栄は、上の写真にあった西に1kmほど、平らな場所にイキナリ立っている奇岩「蓬莱岩」から蓬(ヨモギ)の字を採り「栄える」を付けて瑞祥名にしたものです。
次回は、本桐駅に行きます。
(文・写真) 住田至朗
※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。
※『JR路線大全 北陸・信越本線』(天夢人/2023)『国鉄の基礎知識』(創元社/2011)『停留場変遷大事典』(JTB/1998)『JR全駅・全車両基地』(週間朝日百科/60巻)『北海道 駅名の起源』(日本国有鉄道北海道総局/1973年)他を参照しています。
※鉄道、駅などは鉄道会社、利用者の皆様のおかげで撮影させていただいています。ありがとうございました。