※2017年1月撮影

トップ画像は、知床斜里駅ホームに到着して乗客が降りた後の「流氷物語号」。

駅舎側から編成全体。

※2017年1月撮影

知床斜里駅をキハ54に乗って出発。東釧路駅を目指しています。南斜里駅です。

※2017年1月撮影 現存しません

この駅は、2021年(令和3年)3月、利用者が少ないため廃止されました。周囲に人家など見当たりません。

※2017年1月撮影 現存しません

摩周駅の駅名標。隣の南弟子屈(みなみてしかが)駅は、2020年(令和2年)3月に廃止されています。南弟子屈駅舎を撮影しましたが、ボケボケでした。

※2017年1月撮影

東釧路駅に着いて寒さに震えながら根室行を待ちました。厚岸駅に到着。乗って来たキハ40 1775が釧路方面に戻ってゆきます。

※2017年1月撮影 現役で稼働しています

1981年(昭和56年)製のキハ40 236が1993年(平成5年)ワンマン化されキハ40 775に改番。2008年(平成20年)に延命改造(機関・変速機の強化換装・他)されキハ40 1775になりました。旭川運転所に転属して現在も稼働しています。

翌朝、厚岸駅から根室に向かいました。茶内駅で列車交換の停車。キハ40 1740に乗っています。

※2017年1月撮影 現存しません

1980年(昭和55年)製造のキハ40 165が種車。1991年(平成3年)ワンマン改造でキハ40 740に改番。さらに2009年(平成21年)延命改造(機関・変速機の強化換装・他)されてキハ40 1740になっています。2024年(令和6年)5月、除籍され譲渡される様で函館貨物駅(有川埠頭)に置かれています。詳細は分かりません。

列車交換は、キハ40 1755。

※2017年1月撮影 現役で稼働中

1979年(昭和54年)製造のキハ40 124が1992年(平成4年)ワンマン化されてキハ40 755に改番。2007年(平成19年)延命改造(機関・変速機の強化換装・他)を受けてキハ40 1755になりました。タイフォンが撤去されましたが、現在も稼働しています。

姉別駅の手前で朝焼けがレールに反射しています。びゅ~ちふる。

※2017年1月撮影

2019年(平成31年)3月、利用者減少で廃止された初田牛駅。駅の周囲は森でした。

※2017年1月撮影

根室駅に着いて、外で一服したら、そのまま上り列車に乗って釧路に戻りました。

ひとつ目の東根室駅。

※2017年1月撮影

東根室駅は、2025年(令和7年)3月に廃止される予定です。それによって「日本最東端の駅」は根室駅になります。駅名標、西和田駅が上書きされているのは、2016年(平成28年)に廃止された花咲駅があったからです。

※2017年1月撮影

根室本線、花咲線には、この様な美しい眺望があります。

※2017年1月撮影

糸魚沢(いといざわ)駅に戻ってきました。ホームで待っている青年に見覚えがあります。

※2017年1月撮影

今朝早く根室行の列車に、厚岸駅から乗った時、ドアが閉まって列車が動き始めた時に眼が覚めて大慌てしている青年がいました。携帯電話で列車を乗り過ごしたことを職場に連絡していました。

彼は糸魚沢駅で降りたのですが、厚岸駅に戻るには、この列車を待つしかありません。その間、約3時間半。彼は辛抱強く待っていたのでしょう。厚岸駅までは、歩くと10km以上ありそうです。

駅名標。糸魚沢駅は、2022年(令和4年)利用者減少で廃止されています。

※2017年1月撮影 現存しません

正にこの日(2015年1月29日)から供用された新しい駅舎。青年は、この中で寒風を凌いだのでしょうか。

※2017年1月撮影 現存していない様です

青年は厚岸駅で降りて行きました。

列車は釧路に到着します。駅には「SL冬の湿原号」が出発するタイミングでした。筆者的には、同じホームの反対側に停まるキハ40 1742が気になりました。

※2017年1月撮影 左のキハ40 1742は 現存しません

キハ40 1742は、1980年(昭和55年)製造のキハ40 167が1991年(平成3年)ワンマン化でキハ40 742に改番。2007年(平成19年)延命改造(機関・変速機の強化換装・他)されキハ40 1742になっています。残念ながら2022年(令和4年)6月に廃車されました。

しかし、乗っている列車は反対側のホームに着きます。

※2017年1月撮影

釧路駅ホームから出発する「SL冬の湿原号」を見送りました。

※2017年1月撮影

釧路駅から「で特急トマム」で東室蘭駅に行きました。

東室蘭駅で見かけた「試運転」表示のキハ261系-1110。この車両は、火災事故で運用が停止されたキハ283系に替わる新編成として2014年(平成26年)以降かなりの数が新造されています。

※2017年1月撮影

この後、新函館北斗駅から北海道新幹線に乗って帰京しました。

さて、2017年1月の北海道。出会ったキハ40は、わずか6両でした。うち2両が現役で稼働しています。

ここまでで5回の北海道鉄道旅で70両のキハ40 を記録できました。そのうち22両が現役稼働中。残念ながら48両が廃車、または除籍されています。

次回は、2019年(令和元年,)6月ですが、記憶では、未見のキハ40の記憶があまりありません。

さて、どうなることやら。

(文・写真) 住田至朗

※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。

※『JR路線大全 北陸・信越本線』(天夢人/2023)『国鉄の基礎知識』(創元社/2011)『停留場変遷大事典』(JTB/1998)『JR全駅・全車両基地』(週間朝日百科/60巻)『北海道 駅名の起源』(日本国有鉄道北海道総局/1973年)他を参照しています。

※鉄道、駅などは鉄道会社、利用者の皆様のおかげで撮影させていただいています。ありがとうございました。