ゆいレール、輸送力強化へ 3両編成の継続導入・駅舎増築で混雑緩和目指す 中期経営計画2025

沖縄都市モノレール(ゆいレール)が、2025年度から2029年度までを対象とした中期経営計画を発表しました。混雑緩和を目的として、3両編成車両の継続導入や、混雑しやすい駅舎の増築などを進めるとしています。
3両編成車導入を進め、輸送力を増強
ゆいレールの利用者数は、コロナ禍で一旦大きく落ち込んだものの、徐々に回復。通勤通学などの地元需要や国内外の観光客利用により、増加傾向となっています。
車内混雑を緩和するため、2023年度から3両編成車の運行を開始。従来の2両編成から3両へ増車した車両を、現在までに4編成導入しています。
【参考】ゆいレール、3両編成車は8月10日デビュー!運行開始前に「ゆいレール祭り」でのお披露目も
https://tetsudo-ch.com/12891874.html
また、始発時間を19分繰り上げるなどダイヤ改正も行うことで混雑緩和を図っています。
【参考】ゆいレール、8月13日ダイヤ改正 那覇空港行きは19分始発時刻繰り上げ 3両編成はどう使う?
https://tetsudo-ch.com/12894199.html
今回の中期経営計画では、3両編成車をさらに5編成増やし、合計9編成に。2両から3両に増えると輸送力が約1.5倍に増加することに加え、3両編成車には観光客の手荷物用に大型荷物収納スペースを新設するなど、混雑緩和対策が盛り込まれています。
混雑しやすい駅舎で増築工事を実施

ゆいレール各駅のなかでも利用者が多い、沖縄の玄関口「那覇空港駅」と官公庁施設や国際通りに近い「県庁前駅」に関しては、駅舎の増築により、ホームやコンコースの拡張、エレベーターの増設などを行い、混雑緩和を進める予定です。
このほか、老朽化が進む設備の更新なども予定しているとのこと。
ゆいレールでは今年3月からクレジットカードなどのタッチ決済による乗車サービスがスタートしています。今後もますます便利で快適になることを期待したいですね。
(鉄道ニュースや、旅行や観光に役立つ情報をお届け!鉄道チャンネル)
【関連リンク】