乗ってみたい海外列車ランキング発表!北欧の寝台特急やスイス絶景路線の魅力

海外の絶景を車窓から楽しむ鉄道旅。一生に一度は乗ってみたい憧れの海外の列車は?
阪急交通社が2026年5月に実施した「乗ってみたい海外の鉄道・列車に関する意識調査」によると、スイスの山岳鉄道が上位を独占する結果となりました。大自然を駆け抜ける名物列車から、北欧の夜行列車まで、旅行好きや鉄道ファン必見のランキング上位路線とその魅力をご紹介します。
1位は「世界一遅い特急列車」氷河特急(スイス)
見事1位に輝いたのは、スイスのツェルマット~サンモリッツ間を結ぶ「氷河特急」です。アルプスの大自然を約8時間かけて横断し、その間に291の橋と91のトンネルを通過します。平均時速が遅いことから「世界一遅い特急列車」と呼ばれていますが、大型パノラマ窓から眺める渓谷や山村の景色は圧倒的で、まさに移動そのものが旅の最大の目的となる名列車です。

2位:ユングフラウ鉄道(スイス)
ヨーロッパで最も標高の高い場所にある駅を目指して走る登山鉄道です。アイガーやメンヒといった名峰の岩盤を貫くトンネルを抜け、標高3,454mの終着駅「ユングフラウヨッホ」へと向かいます。終点の展望台から望むアレッチ氷河やアルプスの山々は、ほかの鉄道では得られない特別な体験をもたらします。

3位:ロートホルンSL鉄道(スイス)
1892年開業の歴史を誇り、スイスで唯一、蒸気機関車による定期運行を続けている「ロートホルンSL鉄道」が3位にランクイン。赤い客車を機関車が牽引し、ブリエンツ湖畔から山頂駅まで一気に登ります。車内は窓ガラスを開放したオープンタイプで、美しい湖の青さとアルプスの雄大な山々の対比を、心地よい風とともに肌で感じられるのが魅力です。

4位:サンタクロース・エクスプレス(フィンランド)
フィンランドの首都・ヘルシンキ~ロヴァニエミなどの区間を運行する人気の夜行寝台列車です。清潔感のある2階建て寝台車両を備え、シャワー付き個室なども完備しています。夏は白夜、冬は雪景色と、季節によって異なるフィンランドならではの車窓風景を、移動時間を有効活用しながら楽しむことができます。

5位:レーティッシュ鉄道 ベルニナ線・アルブラ線(スイス、イタリア)
自然と調和した美しい景観を誇り、世界文化遺産にも登録されている鉄道です。アルブラ線では高さ約65mのランドヴァッサー橋が見どころで、ベルニナ線では標高4,000m級の山々や氷河を眺めながら国境を越えます。大自然や歴史的建築の芸術的な美しさを体験できる路線です。

【参考】19世紀半ばの開業以降、路線廃止ほぼゼロ! 世界一の鉄道王国・スイスの魅力を大鐵の講演会でレジェンドに聞く【コラム】
6位~10位をまとめてご紹介!
▼6位:皇帝列車「マジェスティック・インペラーター」(オーストリア)
ハプスブルク家のために造られた「走る宮殿」を復元した豪華列車。皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と皇妃エリザベートが外交や旅行に愛用した当時の車両を再現しています。

▼7位:ゴルナーグラート鉄道(スイス)
1898年に開通した伝統あるゴルナーグラート鉄道は、スイス・ツェルマットから標高3,089mのゴルナーグラートまでを約40分で結びます。車窓からアルプスの豊かな大パノラマを堪能できるのが特徴。

▼8位:フロム鉄道(ノルウェー)
ミュールダール駅からフィヨルドで有名なフロムまでの険しい山岳地帯を走り、ノルウェー屈指の人気を誇ります。世界有数の急勾配でも知られており、切り立った深い峡谷や断崖絶壁を流れ落ちる大迫力の滝など、ノルウェーの壮大な自然景観を間近で体験できます。

▼9位:ベルゲン鉄道(ノルウェー)
首都・オスロとノルウェー第2の都市・ベルゲンを結ぶ、全長約490kmの長距離鉄道。北ヨーロッパで最も標高の高い場所を走る幹線鉄道で、食堂車や子供向けのプレイエリアを備えた車両もあります。

▼10位:キュランダ鉄道(オーストラリア)
ケアンズから高原の街・キュランダまでを約2時間で結ぶキュランダ鉄道。歴史ある観光列車はレトロな木造車両が特徴で、生命力あふれる深い森の中をゆっくりと進みます。


海外の列車の旅は、美しい自然や歴史文化に触れ、非日常の感動を味わえる贅沢な時間です。日本国内の鉄道旅とは一味違う、スケールの大きな海外鉄道への乗車を、次の旅行計画に加えてみてはいかがでしょうか。
(画像:阪急交通社)
鉄道チャンネル編集部
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