パスポートがほぼ半額に!? 7月1日申請分からの新料金と「オンライン申請」のメリットを徹底解説! 岩田剛典さんも驚きの海外旅行最新事情

2026年7月1日申請分より、パスポート(旅券)の発行手数料が大幅に値下げとなります。18歳以上の大人は「10年用」に統一され、従来の1万6,300円から窓口申請で9,300円と、7,000円もおトクに取得可能。さらにオンライン申請を利用すれば8,900円となり、よりおトクです。本記事では、日本旅行業協会(JATA)のイベントに登壇した岩田剛典さんやとにかく明るい安村さんのレポートを交えながら、夏休みやお盆の海外旅行に向けたパスポート申請の注意点や、外務省の安全情報サービス「たびレジ」の活用法について分かりやすく解説します。
目指すは海外旅行者数2,000万人超え!

まずは観光庁長官の村田茂樹氏が、日本人の海外旅行(アウトバウンド)の現状について解説。新型コロナウイルスの影響で大幅に落ち込んだ海外旅行者数は回復傾向にあり、2025年は1,473万人と、前年比13%増を記録。しかし、コロナ前の2019年に記録した過去最高値(2,008万人)には、まだまだ届いていない現状があります。観光立国実現のため、アウトバウンドとインバウンドの両輪で対策を進めていくことの重要性を説くとともに、こうした状況を踏まえ「観光立国推進基本計画」に基づき、安心で円滑な旅行に向けた環境整備を進めていくと語りました。
旅券手数料引き下げで海外をより身近に!

続いて登壇した外務省領事局長の實生泰介氏からは、以前より大きな話題となっていた「旅券(パスポート)手数料の引き下げ」の詳細を改めて周知。7月1日申請分から新しい手数料が適用され、これまでの半額に迫る金額でパスポートを取得できることを説明しました。
安心して海外渡航できる環境づくりにも注力
實生氏が安全で円滑な海外渡航のための情報発信強化策として挙げたのが、外務省の海外安全情報無料配信サービス「たびレジ」。目的地や乗り継ぎ先の最新の治安・災害情報・生活安全情報を、メールやLINEを通じて日本語で入手できることを紹介しました。
また、緊急事態の対応にも言及。例えば今年は中東情勢の緊迫を受け、計6回の緊急チャーター便を運航。1,000名以上を無事日本に帰国させるなど、万が一の際には外務省が十全の構えで日本人旅行客をサポート。安心して渡航できることを強調しました。最後に、海外旅行保険加入についても触れ、事件や事故、病気、交通事故といった不測の事態に備えて欲しいと訴えました。
7月1日申請分からスタート!新パスポート料金と申請の注意点

ここで、パスポート手数料の改定について概要をおさらいしましょう。適用されるのは、2026年(令和8年)7月1日以降の申請分からです。
大きな変更点として、18歳以上が取得できるパスポートは「10年用」のみに統一されます。これまであった成人の5年用は廃止され、5年用は18歳未満向けに限定されます。
注目の10年用の手数料は、従来の窓口申請1万6,300円から9,300円へと大幅に引き下げられます。さらに、オンライン(電子)申請を利用すると8,900円となり、窓口申請よりも400円安く設定されています。費用を抑えたい方は、オンライン申請が断然おトクです。
夏休みやお盆の海外渡航に間に合う?
ただし、注意点もあります。手数料が安くなる7月1日以降は、窓口やシステムの混雑が予想されます。申請が殺到することで、通常よりもパスポートの作成・受け取りまでに時間がかかる見込みです。外務省領事局長の實生泰介氏によると、現在はパスポートの申請を控える傾向があり、価格改定後は一気に申請が増えると予想されています。そのため、7月以降は交付まで最大1ヶ月程度かかる見込みです。夏休みやお盆に海外渡航を計画している方は、スケジュールに十分な余裕を持って手続きすることをおすすめします。
【航空券予約の落とし穴】LCCやセール運賃を狙う人は要注意!
7月1日の値下げを待ってから申請すると、交付まで最大1ヶ月(8月上旬)かかる見込みです。ここで注意したいのが「航空券の予約タイミング」。JALやANAなどのフルサービスキャリアでは、予約時にパスポート番号が不要なケースが多いですが、ZipairやPeachなどのLCC、あるいは海外発券のセール運賃などでは、予約・購入の時点で有効なパスポート番号と有効期限の入力が必須となることが少なくありません。安い航空券を取り逃がさないためには「7月を待たずに今すぐ現行料金でパスポートを取得する」か、「パスポート番号不要で予約できる航空会社を選ぶ」という戦略的な判断が求められます。
海外旅行前は「たびレジ」に登録を!
「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる、海外安全情報無料配信サービスです。メールアドレス、もしくはLINEを連携して登録することで、海外渡航を予定している国や地域の情報をいち早く受け取ることができます。
「たびレジ」の4つの安心

海外旅行前に「たびレジ」に登録しておくことで、現地の大使館や総領事館から最新の安全情報が届きます。出発前から旅先の安全情報を入手することで事前の備えが可能ですし、旅行中も情報を母国語で受信できるため、緊急事態が発生しても状況を把握できます。また、万が一現地で大規模な事件・事故、テロ、自然災害といった緊急事態が発生した場合、緊急連絡のメールが届き、安否の確認や必要な支援などを受けることができます。

日本旅行業協会(JATA)会長・高橋広行氏は、日本人の海外旅行者数が未だコロナ禍前の約7割程度である現状と、その背景にパスポート保有率が18%程度にとどまっていることを説明。そこで、JATAの海外旅行拡大プロジェクト「もっと!海外へ」キャンペーンを実施し、旅行会社や航空会社、各国政府観光局などと連携。おトクで魅力的な旅行を発信します。同時に、7月1日のパスポート手数料引き下げに合わせてキャンペーンを加速させ、60以上の国・地域と連携した取り組みを進めます。
また、外務省「たびレジ」との連携・活用にも意欲的に取り組み、JATAの会員各社と「たびレジ」を繋ぐことで登録促進を図るとのこと。「パスポートの保有率を高めると同時に出国率を高め、海外旅行者数2,008万人を目指したい」と締めくくりました。
岩田剛典&“とにかく安いパスポート”が登壇!

第2部では、JATA海外旅行アンバサダーの岩田剛典さんと、とにかく明るい安村さんが「とにかく安いパスポート」さんとして登場しました。

7月からの手数料引き下げについて、岩田さんは「7,000円安くなるのは大きいですよね。交通費だったり食費だったり、旅先での楽しみに回せます」と笑顔を見せました。また、海外旅行で気になることとして、岩田さんが「治安」を挙げたのに対し、安村さんは「仕事上、“その国で裸は大丈夫か?”ということ」と答え、会場の笑いを誘いました。

特別授業で学ぶ、パスポートの最新事情

パスポート制度や「たびレジ」について学ぶ「特別授業」を実施しました。これまで、パスポートの交付を受けるには申請時と受け取り時の2回、窓口へ足を運ぶ必要がありました。しかし、オンライン申請を利用すれば受け取り時の1回のみに。戸籍情報のシステムの連携により、紙の戸籍謄本提出も不要です。

また、新しいパスポートの特徴も。さまざまな偽造防止策が採用されており、顔写真ページの材質は紙からICチップを埋め込んだプラスチック製へ。個人情報や顔写真はすべてレーザーで印字・印画され、3ヶ所に顔写真が配置されています。うち1ヶ所は角度を変えると顔写真から生年月日に切り替わるホログラム加工が施されており、二人とも「知らなかった!」と驚きの声をあげていました。

外務省の安全情報配信サービス「たびレジ」について学ぶコーナーでは、安村さんが海外のホテルで火災警報が鳴った際、英語のアナウンスが理解できず対応に困ったというエピソードを披露。現地の情報を日本語で受け取れる同サービスの重要性を二人で再確認していました。

さらに、豪華景品と「お仕置き」をかけたクイズ企画も行われました。回答時間中には、安村さんが19(ジューク)の代表曲「あの紙ヒコーキ くもり空わって」の歌詞さながらに、テスト用紙を紙飛行機にして飛ばす一幕も。ボケ倒す安村さんの様子に、会場は大いに盛り上がりました。

結果は岩田さんが全問正解で圧勝という結果に。景品として世界地図を獲得しました。

一方、5点中1点だった安村さんは「1日“とにかく安いパスポートさん”として過ごす」罰ゲームが決定。しかし「安心してください、持ってますよ!」と見事なパスポートネタで会場を沸かせました。

パスポート取得のハードルが大きく下がる2026年の夏。浮いた数千円の手数料は、現地の美味しいグルメやお土産の購入に回せるかもしれません。ぜひこの機会に新しいパスポートを手に入れて、まだ見ぬ海外の空港や、海を越えた絶景に出会う旅へと飛び立ってみてはいかがでしょうか。
文・写真:斎藤若菜
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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