北陸鉄道「1M系」2027年度導入へ 「空に始まり、海へ続く」 白山比咩神社をモチーフにした神秘的なデザイン

北陸鉄道は、石川線(白山ジオパークライン)へ2027年度から導入する新造車両「1M(ひゃくまん)系」のデザインを決定しました。2両編成を6編成、計12両を順次導入する予定です。
石川線は、金沢市の野町駅と白山市の鶴来駅を結ぶ北陸鉄道の路線です。金沢市西部や野々市市、白山市を結ぶ地域の足として利用され、新西金沢駅ではIRいしかわ鉄道・西金沢駅と接続します。現在の石川線では、東急電鉄から譲り受けた7000系と、京王電鉄から譲り受けた7700系が運行しています。
1M系は石川線向けに新たに製造する車両となります。1Mは、石川県が加賀百万石の歴史を持ち、県の総人口が約100万人であることに由来。「M」は、英語で100万を意味する「Million」を表しているということです。
車両コンセプトは「結美-Musu-Bi- 沿線の美しいひと、まち、自然、文化を結ぶ」。地域と人をつなぐ車両を目指すとしています。内装は、白山比咩神社の幣拝殿をイメージし、現代的なデザインに仕上げます。座席モケットには、巫女装束をイメージした臙脂色を採用。床は木目柄とし、側壁は白、妻壁は黒を基調とします。

外観デザインは、ウェブと有人駅で実施した一般投票で最多得票となった案2を採用。投票総数3598票のうち1658票を獲得し、ほかの2案を上回ったということです。車体には、白山連峰や日本海など、石川県の豊かな自然をイメージし、伝統工芸の加賀水引をモチーフにした横方向のスリットラインを採用。前面には白山比咩神社や白山手取川ジオパークの扇状地をイメージした造形を取り入れています。

車体色は、加賀五彩の藍、臙脂、黄土、草、古代紫に北鉄オレンジを加えた6色を設定。6編成で、それぞれ異なるカラーリングを採用する予定です。車両は総合車両製作所が製造。ステンレス製で、1両当たりの定員は117人。内訳は座席35人、立席82人となっています。
【参考】北陸鉄道が新造車両のデザイン投票を開始、石川線の未来をあなたが決める!加賀百万石や白山の自然をモチーフにした約30年ぶりの新造車両 https://tetsudo-ch.com/13026489.html
計画段階での車体寸法は、全長18.5メートル、全幅2.764メートル、全高4.025メートル。出入口付近には優先席とフリースペースを設け、車いす利用者なども利用しやすい構造にします。北陸鉄道は今後、詳細設計や製造を進め、2027年度から導入する予定です。
(画像:北陸鉄道)
鉄道チャンネル編集部
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